Liberawareと九電ドローンサービスは、沖縄県初となる「IBIS2」を活用した雨水管内部でのデモ飛行を実施した。
Liberawareと九電ドローンサービスは2025年12月、那覇市上下水道局の協力の下、那覇市内の雨水地下貯留施設で狭小空間点検ドローン「IBIS2」のデモ飛行と操縦体験会を開催した。
九電ドローンサービスは2024年4月の設立で、九州電力の社内設備点検を対象にドローンやロボットの活用に取り組み、IBIS2をはじめとする豊富な機体とオペレーターを保有している。
IBIS2は「狭くて、暗くて、危険な」かつ「屋内空間」の点検や計測に特化した世界最小級のドローン。過酷な環境下での飛行、より安定した狭小空間での飛行、より鮮明な点検映像の撮影を可能にする。
デモ飛行では、那覇市上下水道局をはじめ、沖縄県の管路管理業協会や設計コンサルタント10社など約30人が参加し、IBIS2によるドローン活用の有効性や安全性を検証した。飛行検証や映像検証、安全性検証の3点を目的に、雨水管内に人が立ち入ることなく調査し、IBIS2による雨水管内部の撮影と検証に成功した。
IBIS2で撮影した動画データを基に点群データを生成し、管路内部の3Dモデルも構築した。3Dデータ計測システム「SEAMS」で地上部の周囲環境も取得し、地上と地下を一体化した3Dデータの作成に成功した。現場空間をデジタル空間に再現することで、現状の可視化と維持管理業務の高度化の有効性を確認した。
また、デモ翌日はIBIS2の機能や性能について、深く理解してもらうため、IBIS2の操縦体験会を開催し、参加者はデモと合わせてドローンの実用性を体感した。
下水道施設の維持管理では、過酷な環境下となる施設内の点検をより安全に効率的に行うことが必要となっている。今回の小型ドローンによるデモ調査を通し、参加者はドローン技術が下水道施設管理の効率化、安全性の向上、点検やモニタリング、緊急時の迅速な対応など多くの活用が期待されることを目の当たりにしたという。また、IBIS2の操縦体験により、操作性や空中での安定性などを体験できたことは、貴重な経験にもなったとの感想を寄せている。
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