Arentと協栄産業は、建築積算/見積業務におけるAI活用を目的に業務提携した。
Arentと協栄産業は2025年11月19日、建築積算/見積業務でのAI活用を目的に業務提携を開始したと発表した。提携の第一弾として、図面認識AIを活用した積算作業の自動化を検証している。
協栄産業は、仕上数量積算システム「FKS」シリーズ(FKS/RC、FKS/FNなど)を全国で1500社以上に提供してきた実績を持つ。一方、Arentは、建設業務のデジタル化を支援するプロダクトを開発し、AI技術を活用した業務自動化やBIM連携の知見を有している。両社の技術を組み合わせることで、建設業界全体の生産性向上を図る。
提携の第一弾として、協栄産業が展開する仕上数量積算システム「FKS/FN SecondStage(FKS FN 2.0)」を対象に、Arentの図面認識AIを活用した概念実証(PoC)を実施。図面情報を構造データ化し、積算作業の自動化を検証している。
今後は、協栄産業の見積システム「COMPASS 2.0」など、他のソフトウェアにも生成AIによる見積作成支援機能の実装を図る。建築積算/見積領域でのAI実装を起点に、設計・施工管理など建設業務全体への拡張を進めていくとしている。
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