シャープと近鉄不動産は、VR/メタバース分野で協業を開始した。両社のVRデバイス技術やメタバース空間構築ノウハウなどを活用し、新たなユーザー体験の創出や事業の発展を目指す。
シャープと近鉄不動産は2025年11月4日、VR/メタバース分野で協業を開始したと発表した。シャープのVRデバイス技術と近鉄不動産のメタバース空間構築ノウハウを生かし、新たなユーザー体験の創出や事業の発展を目指す。
シャープは、約198gの軽量ボディーと高精細ディスプレイによって高い没入感を実現するVRグラス「Xrostella VR1(クロステラ ブイアールワン)」を開発。2025年11月下旬以降にクラウドファンディングサービス「GREEN FUNDING」で支援者の募集を開始する。
一方、近鉄不動産は2023年3月から、大阪府大阪市のあべの/天王寺エリアをメタバース空間に再現した「バーチャルあべのハルカス」を運営し、これまでに延べ1600万人以上が利用した。
今回の協業では、相互の知見、技術、サービスなどを活用し、両社が協力して新たな可能性を追求するとしている。
両社は2025年11月1〜2日に近畿日本鉄道が開催した「きんてつ鉄道まつり2025」で、「バーチャルあべのハルカス」のコンテンツをXrostella VR1で体験できるイベントを実施した。さらに、同年12月1日から3日に都内で開催されるXR/メタバース関連のカンファレンスにも共同出展し、あべのハルカスから見下ろした夜景を一望できるジェットコースターに、実際に乗車しているような体験ができるVRデモを展示する。
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