エコモット、GRIFFY、村本建設は、配筋検査ARシステム「BAIAS」をリニューアルした。操作性が向上した新しいUIを採用し、作業プロセスやガイダンスも表示可能となった。
エコモット、GRIFFY、村本建設の3社は2025年7月1日、配筋検査AR(拡張現実)システム「BAIAS」を大幅にリニューアルし、操作性を向上させた新しいユーザーインタフェース(UI)に改良した。
BAIASは、1人でも容易に鉄筋コンクリート構造物の配筋検査が可能なARシステムだ。iPad ProのLiDARセンサーとカメラを用い、鉄筋の本数や径、間隔などを自動計測できる。帳票出力やダブル配筋、鉄筋かご、定着長の計測などの機能を備える。
BAIASは国土交通省の計測要領に準拠し、2025年4月には国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)「活用促進技術」にも選定された。
今回のリニューアルでは、ロゴとともにUIを一新。視認性の高いアイコンと直感的なレイアウトとし、現場での迅速な操作を支援する。独自の用語や操作についても、画面内で適宜ガイダンスを表示。各作業プロセスもステップごとに分解し、ユーザーが現在どの作業段階にいるのかを画面に明示するなど、初めて使う作業者でも迷わず操作できる製品設計とした。
クラウドへの計測データ保存先を作成し、編集する機能も新たに追加。管理者による一元管理が可能になり、現場端末を計測専用に特化させられる。そのため、現場とバックオフィスの連携を強化し、データ管理にかかる手間削減につながる。
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