シンフォニアは、「小型移動式クレーンVR訓練システム」と、アプリ連動感電デバイスを組み合わせ、高圧電線にクレーンのブームが接触して感電する事故を再現した安全教育ソリューションを開発した。
シンフォニアは2025年6月26日、「小型移動式クレーンVR訓練システム」と、アプリ連動感電デバイス「UNAGI」を組み合わせた新たな安全教育ソリューションの提供を開始したと発表した。
小型移動式クレーンVR訓練システムは、クレーン操作に伴う事故リスクを仮想空間内で安全に学べるVR教材だ。2025年5月には、「ブームが高圧電線に接触し、操縦者が感電する」事故事例を再現した危険体験コンテンツの第2弾を公開した。
今回、新たに感電デバイスのUNAGIを連動させ、体験者の指に電極を巻くと電気刺激が加わる仕組みを取り入れている。
UNAGIは、BLE(Bluetooth Low Energy)通信によるPCとの自動接続が可能だ。小指と薬指に、マジックテープ式の電極アタッチメントを巻くと装着が完了する。感電の強度は「強」「中」「弱」の3段階で設定できる。
VRのシナリオで感電シーンに入ると、装着した指に設定された強度で電流が流れる仕組みだ。体験者は、身体的な恐怖感とともに事故の危険性を理解し、深い当事者意識や危険感受性の向上が期待できる。
視覚(映像)と聴覚(音)、触覚(感電)を同時に刺激することで、教育効果と記憶定着の最大化も図れる。既にクレーンVRを導入しているユーザーは、UNAGIの追加購入とコンテンツ契約で活用できる。
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