応用地質の自然由来の重金属を含む掘削土の盛土処理に対応する環境影響監視技術「MNADソリューション」が、NETISに登録された。
応用地質は2025年9月12日、自然由来の重金属を含む掘削土の盛土処理に対応する環境影響監視技術「MNADソリューション」が、国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録されたと発表した。
MNADソリューションは、建設工事で発生する自然由来の重金属含有掘削土を対象とし、移流分散解析により敷地境界での地下水の基準適合を事前確認した上で、盛土内部にセンサーを設置し、環境の安定性をリアルタイムで監視する。
従来の地下水モニタリングと比較して異常検知の迅速化が図れる他、情報取得回数の向上が可能となる。
盛土内部の環境変化をモニタリングによってリアルタイムに確認できるため、掘削土の「無処理での重金属処理」の安全、安心が担保できるという。施工に伴うCO2排出量の低減やコスト削減にもつながる。
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