長谷工コーポレーションは、東芝エレベータと共同で、居住者向けアプリからエレベーターを呼び出せる新機能を開発した。
長谷工コーポレーションは2025年10月31日、東芝エレベータと共同で、居住者向けアプリ「まいりむ」からエレベーターを呼び出せる新機能を開発したと発表した。グループ会社の長谷工不動産が開発した大阪府吹田市の賃貸マンション「WORVE(ワーブ) 吹田江坂」に初めて導入した。
新機能は、東芝エレベータのクラウド制御システム「ELCLOUD(エルクラウド)」と、長谷工独自開発のまいりむを連携させたもの。既存のアプリにビルドインすることで、複数のアプリを使い分ける手間をなくした。
居住者がマンションに近づくと、アプリを通じて経由でエレベーターをエントランス階に呼び出せる。外出時には居室内から操作することで、エレベーターを事前に待機させて待ち時間を短縮できる。
今後はエレベーターの運行状況や点検中などの状態を確認できる機能の追加も検討する。さらに、これまで取得が難しかったエレベーターの運行履歴データをリアルタイムに把握可能とする連携方式の開発も進めている。運行パターンを学習した運行制御や混雑緩和を目的とした運行計画の最適化など、デジタル技術を活用した快適な住環境の提供を目指す。
WORVE 吹田江坂は、地上10階建て、総戸数51戸のRC造賃貸マンション。2025年10月に竣工し、同月下旬から入居を開始した。間取りは1LDKと2K、専有面積は31.28〜39平方メートル。「働く」と「住まう」を融合させたハイブリッドマンションとして開発し、10階の共用部にはワークスペースやテラスを整備している。
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