建設業マッチングサービスの「助太刀」が、受発注者が互いにつながりやすい環境となるように、専用アプリを大幅アップデートした。無料プランの受注者から発注者へのメッセージ送信が無制限となり、職種や対応エリア、これまでの実績などを考慮してアプリ内の表示順も見直した。
建設人材マッチングプラットフォームを運営する助太刀は2025年8月27日、アプリ「助太刀」の表示ロジックを見直し、取引先探しに積極的な受注者や発注者がつながりやすい環境へアップデートしたと発表した。
受注者から発注者へのメッセージ送信を無制限とし、発注者一覧の表示ロジックに過去実績や積極性を反映し、受発注機会の最大化を図る。
建設業界では慢性的な人手不足が続き、下請けと元請けが適切なタイミングでつながれず、受発注の機会を逃すケースが多い。そのため、助太刀は業界全体での稼働率の最大化や最適化を目的に、マッチングサービス内でユーザー同志がつながりやすい環境とすべく、表示ロジックをチューニングするとともに、無料プランのメッセージ送信上限を一部撤廃した。
表示ロジックの見直しでは、職種や対応エリアに加え、これまでの実績や上位プランの契約状況などの積極性を考慮し、アプリ内での表示の順番を改善。元請けの発注者は、職人や新たな協力会社からのアプローチを受けやすくなる。
また、無料プラン利用者のうち受注者は、発注者へのメッセージを無制限に送信可能にした。初期費用を掛けず、発注先とマッチングする機会を創出できるようになる。
今回のアップデートで、受注者はより多くの発注者に接触可能となり、条件に合う案件への到達率を高め、受注のチャンス拡大が見込める。さらに無料プランで初期コストを抑えつつ、上限のないメッセージ送信で出会いの母数が増え、面談や受注までのリードタイム短縮にもつながる。
発注者にとっては、職人や協力会社からのオファーが増え、要件に合致する受注者と効率的に出会えるようになる。
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