応用地質と福岡県篠栗町は、「表層傾斜計センサー」と「土砂ハザードモニタリングシステム」使用し、新たな土砂崩れ対策検討に向けた実証実験を開始した。
応用地質は2025年8月1日、福岡県篠栗町と共同で、新たな土砂崩れ対策検討に向けた実証実験を開始した。応用地質が開発した「表層傾斜計センサー」と「土砂ハザードモニタリングシステム」を設置/運用し、斜面のモニタリングや土砂崩れの予兆を早期検知する可能性を検証する。
実証期間は、2025年8月1日から2026年3月31日までを予定している。
表層傾斜計センサーは、センサーを地盤に埋没し、土砂災害の予兆としての斜面変動を早期に検出。土砂ハザードモニタリングシステムにデータ送信する。システムでは、斜面崩落切迫性判断結果をアラート情報として利用者のスマートフォンに通知する。
実証を通じて危機管理オペレーションの高度化を図るとともに、土砂ハザードモニタリングシステムの有用性を検証して地域の防災/減災に役立つ新たな土砂崩れ対策の実施を目指す。
応用地質はセンサーとシステムを無償提供する他、センサー設置やメンテナンス、土砂災害の予兆に関する情報表示の検討、新たな危機管理オペレーションの提案などを行う。篠栗町は実証場所の提供に加え、センサー設置に必要な許認可などの手続きやシステムの試用および意見、要望、問題点などを提示する。
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