明電舎は、明電システムソリューションを通じて月額定額のサブスクリプション方式によるVR安全体感教育コンテンツの販売を開始した。導入費用を抑え、常に最新で多様な教育コンテンツを提供する。
明電舎は2021年1月21日、月額定額で使い放題のサブスクリプション方式によるVR安全体感教育コンテンツを提供開始した。同社子会社の明電システムソリューションを通じて販売する。
サブスクリプション方式での提供により、利用者は一括購入する場合に比べ導入費用を抑え、常に最新で多様な教育コンテンツを利用できる。また、安全教育のマンネリ化や教育コンテンツの陳腐化などを防ぎ、より有効に安全体感教育を実施できるという。
明電グループでは、2008年からグループ従業員を対象に、危険感受性を高めるための安全体感教育を実施し、2016年からはグループ以外の工場、建設現場などの需要がある場所でも出張教育を有償提供し、1万7000人が受講してきた。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により集合教育の実施が難しくなる中、工場や建設現場などでも柔軟に安全教育を実施できるよう、同サービスを開始した。
契約者は月額定額8〜10万円で、同社が専用サイトにて販売する墜落、火災、感電、転倒など全9種類のVR安全体感教育コンテンツを自由にダウンロードし使用することができる。今後開発されるコンテンツについても、リリースされ次第、利用可能となる。利用者の業態に合わせて、1コンテンツごとのサブスクリプション契約も可能である。
同VRコンテンツの利用には、VRコンテンツをインストールする専用PCとヘッドマウントディスプレイが必要で、VR映像と連動した身体への刺激を再現する3軸シミュレーターがない場合でも利用できる。
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