北小金駅南口東地区市街地再開発組合と野村不動産、長谷工コーポレーションは、千葉県松戸市の「北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業」の権利変換計画について、千葉県知事より認可を取得したと発表した。
北小金駅南口東地区市街地再開発組合と野村不動産、長谷工コーポレーションは2025年2月、千葉県松戸市の「北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業」の権利変換計画で千葉県知事から認可を取得したと発表した。
計画では、JR常磐線北小金駅南口で住宅379戸(予定)や商業施設、約1000平方メートルの広場などを整備する。計画区域は約0.9ヘクタールで、2025年度の着工、2028年度の竣工を予定している。
北敷地に地上20階建て(約60メートル)、南敷地に地上15階建て(約45メートル)の建物を建設する。北敷地の延べ面積が約2万1830平方メートル、南敷地が約1万110平方メートルとなる。
松戸市の立地適正化計画に基づく地方創生の一環となっており、同市初の組合施行型市街地再開発事業となる。隣接する「北小金駅南口地区第一種市街地再開発事業」(1994年完了)との連続性を持たせ、周辺との一体的なまちづくりを目指す。
今回の事業の対象地は、江戸時代には水戸街道の宿場町「小金宿」として栄えた歴史的なエリアだ。現在も東漸寺や本土寺など、文化的資源が点在する。一方で、区域内には狭隘道路や老朽建築物、低未利用地(十分に活用されていない土地)も散在しており、公園や広場の不足、災害時の安全性確保といった課題を抱えていた。
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