ガンダムが万博“大地に立つ”!? 乃村工藝社が手掛けた等身大像と、パビリオンを通じて描く未来大阪・関西万博(2/2 ページ)

» 2025年04月11日 07時55分 公開
[宮裡將揮BUILT]
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実物大ガンダムと、パビリオンに込められた思い

 パビリオン施設の建設は前田建設工業、パビリオンの内装工事やガンダム像の設置・施工は乃村工藝社がそれぞれ担当し、万博会場でも強い印象を残すパビリオンを創造した。

 実物大ガンダム像は指先までの全高が16.72メートルで総重量は49.1トンのシンボリックな存在となっている。そのガンダムのポーズは膝をつき、空に手を伸ばして、来場者に強いインパクトを与える。宇宙と、これからの未来にむけて手を差し伸べることをイメージし、人類とともに新たな宇宙時代を切り拓いていくというメッセージを込めた。

空に向かい、手を伸ばす等身大ガンダム像のポーズは宇宙時代を切り拓くというメッセージを込めた 空に向かい、手を伸ばす等身大ガンダム像のポーズは宇宙時代を切り拓くというメッセージを込めた ©創通、サンライズ

 パビリオンでは、ガンダム作品が培ってきたイメージを源泉とした新作映像「GUNDAM:Next Universal Century」をアトラクション演出とともに上映する。

 映像では、新たなガンダム世界の「宇宙世紀」を舞台に、軌道エレベーターによる宇宙ステーション「スタージャブロー」への見学ツアーに参加する設定だ。美しい3D映像で、モビルスーツたちが平和利用された未来の宇宙での暮らしを体験できる。

パビリオンは軌道エレベーターに乗って宇宙ステーションまでツアーする設定で、クルーが宇宙の旅を盛り上げてくれる パビリオンは軌道エレベーターに乗って宇宙ステーションまでツアーする設定で、クルーが宇宙の旅を盛り上げてくれる

 そして、初代のガンダムファンにはたまらない今回のパビリオンの設定に合わせてリファインされたテレビシリーズとは異なる新たなガンダムと、ジオングの迫力ある戦闘も楽しめる。

迫力あるモビルスーツの映像で来場者を楽しませる 迫力あるモビルスーツの映像で来場者を楽しませる

 パビリオン体験は午前10時から21時まで、体験の所要時間は約50分。参加には事前予約か、14時以降の当日登録が必要となる。実物大ガンダム像の観覧は自由に可能だ。

 これからの未来への夢を語る新たなガンダム作品を、会場でぜひ体感してほしい。

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