DX経験者に苦労している(した)理由を質問したところ、「予算の不足」が最も多く42.3%を占めた。次いで「社内の人員不足」が29.9%、「DX人材を確保できない」が27.0%となっている。中でも従業員数が少ない企業ほど「予算不足」が苦労の要因となり、従業員数101人以上の企業では、「予算不足」以外の要因が大きくなる傾向にある。
「DX疲れ」の実感を聞くと、「とても実感している」「まあまあ実感している」と回答した人の合計は34.1%。理由としては、半数以上が「複数のシステムを使い分けることに難しさを感じている」「システム同士が連携していないことによる不便さを感じている」と答えた。
現在DXを推進している部署については、「営業企画・営業部」が24.5%が最も多く、次に「役員直轄」が23.7%、「経営企画/事業企画/社長室など」が12.0%。
導入している、または導入進行中のDXサービスは「賃貸管理システム(不動産基幹ソフト)」が44.1%、「入居申込システム」が41.8%、「内見予約システム」が34.8%、「電子契約システム」が32.7%、「電子契約システム」が32.7%となった。
満足度が高かったシステムは「内見予約システム」が83.5%で最も多く、次いで「入居申込システム」が81.1%、「入居者管理システム」が72.1%、「AI査定システム」が70.6%となっている。
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