警備ロボ×監視カメラ×AIで警備業務DXを推進、大成とアジラが業務提携：FM

大成とアジラは、アジラ独自の行動認識AIコアとしたAI警備DX「AI Security asilla」に関する業務提携を締結した。大成の警備ロボット「ugoTSシリーズ」とネットワークカメラ「T-View」にasillaを連携させ、警備業務のDXを推進する。

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　大成とアジラは2024年10月10日、アジラ独自開発の「行動認識AI」コアとしたAI警備DX「AI Security asilla」（以下、asilla）に関する業務提携を締結したと発表した。大成の警備ロボット「ugoTSシリーズ」とネットワークカメラ「T-View」にasillaを連携させ、警備業務のDXを推進する。

　大成が請け負う警備業務の現場でasillaを運用し、従来は人の目でリアルタイムで気付くことが難しかった警備事案の検知と早期介入を通じて警備品質の向上を図る。また、asillaを導入した際の警備レギュレーションの構築と改善を重ね、警備効率の向上と現場負荷の低減を目指す。

　アジラでは大成の警備現場の声を参考に、asillaの機能改善や現場課題の解決に向けたプロダクトの改良を進める。

提携事業のイメージ　出典：大成プレスリリース

AIを活用、次世代警備のモデル構築へ

　今回の提携では、（1）AIを導入した次世代警備のモデル構築、（2）警備業務のDXによる警備効率の向上、（3）一部業務をAIに代替させることによる現場の負荷軽減と省人化の3点に取り組む。

　具体的には、ugoにasillaを搭載することで、リアルタイムでの異常検知やリスク予測を可能とし、安全性の向上を図る。 また、一部の警備業務をAIによって自動化することで、現場スタッフの負担軽減と省人化を実現。さらに、T-Viewとugoを連動させることで、T-Viewの監視範囲の死角を補完し、即応力を向上させる。

　近年の警備業務は、慢性的な人材不足や高まるセキュリティ需要に対応するため、新たな技術の導入が求められている。大成はこれまで、ugoを活用した人とロボットによる運営体制を確立し、警備業務のDXに取り組んできた。今回のasilla導入により、警備業界のDXをさらに加速させる。