3D点群計測を自動化、「誰でも使える」3Dレーザースキャナーと専用ソフトをトプコンが発売製品動向

トプコンは2024年7月1日、「誰でも使える」をコンセプトに計測を自動化した3Dレーザースキャナー「ESN-100」と、専用フィールドソフトウェア「Topcon Raster Scan」を発売する。小規模な建設会社でも点群計測の内製化が実現する。

» 2024年07月03日 14時00分 公開
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 トプコンは2024年7月1日、建設会社の点群計測内製化を促進するため、「誰でも使える」をコンセプトに計測を自動化した3Dレーザースキャナー「ESN-100(愛称:面トル)」と、専用フィールドソフトウェア「Topcon Raster Scan」を発売すると発表した。出荷時期は2024年8月を予定している。

3Dレーザースキャナー「ESN-100」(左)と専用フィールドソフトウェア「Topcon Raster Scan」(右) 3Dレーザースキャナー「ESN-100」(左)と専用フィールドソフトウェア「Topcon Raster Scan」(右) 出典:トプコンプレスリリース

 ESN-100では、整準作業やターゲット検出を自動化。ボタンを押すだけで整準が行えるため簡単に設置できる。また、事前準備で必要となるプリズムを最大100メートルまで自動検出し、後方交会を行う。360度プリズム対応で、共通のターゲットを複数の計測箇所で使用可能だ。

 Topcon Raster Scanは、ESN-100を操作する専用のタブレット用フィールドソフトウェア。計測結果はリアルタイムに確認できるため、データの取得の漏れがなく、作業の手戻りを軽減する。また、スキャンデータは自動で結合する。さらに、前日と当日のスキャンデータを比較する進捗管理や、以前のスキャンデータや設計データと比較する出来形の確認も現場で行える。

 解析後のデータには、タブレットから、色付けした点群データを直接出力できるため、計測後すぐに、他社製品も含めた帳票作成用ソフトウェアでの作業に移行できる。

使用イメージ 使用イメージ 出典:トプコンプレスリリース

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