L is B(エルイズビー)は、ChatGPTの新機能「GPTs」を活用し、熱中症対策やコンクリート打設の日程調整を音声対話で可能にするアプリ2種類の提供を開始した。
L is B(エルイズビー)は2024年6月24日、OpenAIが提供する「GPTs」で、現場の課題解決を支援するカスタムGPT(GPTsアプリ)の提供を開始した。
GPTsは、2023年11月にOpenAIから発表されたChatGPTの新機能で、2024年1月には「GPT Store」もオープンした。GPTsにより、目的に合わせてGPTをカスタマイズし、自然言語の入力だけで、ノーコードでカスタムGPTを作成できる。企業のニーズに合わせた生成AIを迅速に作成して、業務効率の向上につなげられる。
L is Bは、これまで建設業/小売業/製造業など、立って働く現場の企業向けにビジネスチャットやチャットボット、ノーコードツールを駆使した数多くのソリューションを提供してきた。そのノウハウを生かし、GPTsを活用した2つのアプリを開発した。
L is Bが提供するカスタムGPTの1つ「熱中症対策GPT」は、自然な対話のなかで、ヒアリングによる熱中症対策の点検を行い、結果を表形式で表示する。音声対話でもやりとりし、現場で気軽に体調チェックすることができる。
もう1つのアプリ「コンクリート打設日程候補GPT」は、施工場所と希望時期をヒアリングし、天気予報を参照をした上で、コンクリート打設に適した候補日程を提案する。
2つのアプリを利用する際、L is Bに料金は発生しない。GPTsアプリを無料ユーザーで利用する場合は、連続で使用できる回数に制限がかかる。
L is Bは、今後も生成AIを駆使した新たなサービス開発に取り組み、多くの業界の現場DXの推進や顧客の課題解決に貢献していく。
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