飛島建設とナイスは、非住宅建築分野の木造/木質化の拡大を目指し、2024年6月3日付で合弁会社「ウッドエンジニアリング」を設立する。資本金は1億円、出資総額は2億円で、両社が折半出資する。
飛島建設とナイスは2024年5月15日、非住宅建築分野の木造/木質化の取り組み拡大に向けて、合弁会社「ウッドエンジニアリング」を設立すると発表した。資本金は1億円、出資総額は2億円で、両社が折半出資する。
新会社の事業内容は、非住宅木造建築物の企画、立案、設計、施工、管理など。会社設立日は2024年6月3日、事業開始日は2024年9月2日を予定している。
両社は新会社を通じて、飛島建設の持つ総合建設業としての豊富な実績や技術力と、ナイスが有する木材調達ネットワークや木造/木質化ノウハウなどを融合し、材料調達や事業化提案から、設計・施工、管理まで、ワンストップで木造、木質化の要望に応える。また、木材の利用拡大を図ることで、脱炭素社会の実現に貢献する。
飛島建設は1883年創業の総合建設業で、経営マテリアリティの1つに「脱炭素の推進」を掲げ、建築事業ではZEBや木造化/木質化の推進を目指し、低層木造建築物の施工や、木造/木質技術の開発にも取り組んでいる。
ナイスは、全国展開する木材流通プラットフォームと木造建築物のサプライチェーンを生かし、国産材の利用拡大を図っている。非住宅建築物では、構造設計から木材調達、加工、施工まで、案件に応じた機能補完により、木造化/木質化を支援している。
産業動向:羽田空港に木造/鉄骨ハイブリッド構造のサテライト施設建設 2026年夏に供用開始へ
デジタルツイン:永平寺と清水建設が重要文化財19棟のデジタルツイン制作
第17回「建築材料等判断基準WG」:建材トップランナー制度の対象が拡大、大型建築物などのサッシ・複層ガラスも対象に
スマートメンテナンス:首都高が3カ年で描く“維持管理DX” 3056億円で21.6km道路更新など「中期経営計画」策定
産業動向:国整備の公共建築物は原則木造化、国交省が木造化基準を改定
災害対応:災害発生時にAIで被災状況を自動検知 日立が東京都に提供し、災害対応を高度化Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10