太陽工業と関係会社のミライ工事は、建設現場に関わる業務をクラウドで一元管理する施工管理アプリ「ミライ工事DXアプリ」を開発し、法人向けサービスを本格的に開始した。価格は月額プランで1ID当たり2500円(税込み)から。
太陽工業は2024年4月11日、関連会社のミライ工事と共同で、建設現場に関する情報をクラウドで一元管理できる施工管理アプリ「ミライ工事DXアプリ」を開発したと発表した。アプリの導入により、台帳や工事日報の作成に関わる作業を大幅に軽減するなど、建設現場の業務効率化を支援する。ミライ工事DXアプリは、ミライ工事を介して法人向けサービスの提供を同月から販売した。
ミライ工事DXアプリは、太陽工業が2016年から提供する工事写真台帳アプリ「ミライ工事アプリ」をベースに、台帳作成や工事日報作成の機能を追加した施工管理アプリ。
工事現場の情報はプロジェクトごとに管理でき、プロジェクト単位で設定可能な掲示板機能を活用して、関係者への指示や情報共有が容易に行える。チャット対応のトーク機能を活用すれば、現場監督者が事務所からでも直接指示ができる。トークに添付した写真や動画、PDF、Excelなどのファイルは自動保存され、現場資料を共有する手間を軽減する。
また、現場ごとの共通の予定表に準じたスケジュール管理や、点検表の実施/出力の他、人員や重機、資材などの出面をもとに、作業場所や作業時間などをまとめた日報を作成し、報告/管理もアプリ上で完結する。
さらに、工事写真アプリと自動連係する他、PC上でアプリと同一データの編集や、より高度な機能の利用も可能だ。
ミライ工事DXアプリの法人向けサービスは、月額と年額のプランを用意。価格は、月額プラン(5人から)1ID当たり月2500円から、年額プラン(10人から)1ID当たり年2万5000円から(全て税込み)。販売はオンラインのみで、カスタマイズにも対応。
今回、法人向けサービスを開始するにあたり、太陽工業とミライ工事は、太陽工業の建設現場を活用し、試験的な検証を実施した。その結果、「操作が楽で便利」「作業時間が削減された」「工事管理や品質向上に割く時間を増やすことができた」など良好な結果が得られたとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.