大阪ガス都市開発と三井不動産の物流施設「MFLP・OGUD 大阪酉島」が竣工した。非常用発電設備やGHP、24時間無人コンビニを設置した従業員向けのラウンジなどを備える。
大阪ガス都市開発および三井不動産は2024年3月1日、物流施設「MFLP・OGUD 大阪酉島」が同年2月29日に竣工したと発表した。
施設は、大阪市此花区酉島の大阪ガスが保有する土地の一画にあたり、JFEシビルの設計・施工で2022年12月1日から建設を進めていた。敷地面積は約2万6829平方メートルで、鉄骨造地上4階建て延べ床面積は約5万9418平方メートル。
大阪ガス都市開発初の物流施設事業で、三井不動産の物流施設事業としても初の関西圏での共同事業になる。
72時間対応の非常用発電設備を備えている他、GHP(ガスヒートポンプ)で非常時にもエネルギーを供給する。災害時に備え、館内の従業者に配布可能な3日分の備蓄品を確保した。
さらに、従業員が休憩、リフレッシュできるラウンジを4階の東西に計2ヵ所用意。ラウンジではWi-Fiを利用できるほか、24時間無人コンビニを設置した。
DaigasエナジーとのコーポレートPPA事業で、約65万キロワットの発電が可能な太陽光パネルを屋上に設置し、2024年4月から稼働を開始する予定となっている。加えて、専有部と共用部の屋内照明をLED化による省エネ、需要に応じてRE100に対応したグリーン電力などの脱炭素支援メニューも提供する。
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