ゲームアートミュージアムは、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」や「三國志」などを手掛けたゲームクリエイターで、コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長 襟川陽一氏が代表を兼任する不動産管理会社の光優が事業主体となり、施設運営も担う。ゲームの映像やメインビジュアル、キャラクターデザイン、サウンドなどの展示の他、CGによるゲーム体験も提供する。
ミュージアムの外観デザインは、“生命”をイメージした螺旋(らせん)状。ミュージアムの外には約3000平方メートルのアートガーデンを設け、日中は四季折々の植物を楽しめる空間とし、夜はプロジェクションマッピングを使用して、ゲームの世界観を演出する。
地域熱供給プラントは、みなとみらい二十一熱供給が運営。冷暖房や給湯などに利用する冷水と蒸気を地区内のプラントで集中的に製造する「地域冷暖房システム」を使用し、みなとみらい21中央地区全体にエネルギーを供給する。中央地区では3カ所目のプラントで、エリアが拡大した場合でも、地区内の約20%を賄(まかな)う大規模なプラントとなっている。
オフィス棟は、1階に店舗および駐車場、2〜3階に店舗やカフェ、ワーキングラウンジといった交流の場を整備する。4〜29階は1フロアあたり約2700平方メートルの無柱空間とし、柔軟なレイアウト変更ができることに加え、複数階を連続使用する場合は、専有部に専用内階段を設ける。18階と24階の2フロアは、床下30センチ、天井高400センチを確保し、大型の什器や設備も配置できるフレキシブルフロアとし、ラボやテストキッチンなどさまざまな業種に対応する。
BCP対策では、免震システムを導入するとともに、非常用発電機や貯水タンクを設置し、電力や水などを連続72時間使用可能にする。水や食料、毛布などを備蓄した防災倉庫も整備する。
また、オフィス棟の屋上に太陽光発電設備を置き、建物環境性能の評価で高水準の「ZEB Oriented」取得をはじめ、環境性能の高評価を目標としている。
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