550億円を投じた札幌の街づくり「マールク新さっぽろ」完成 札幌学院大や医療施設4棟など開発プロジェクト(1/2 ページ)

大和ハウス工業などの6者が、北海道札幌市のJR「新札幌」駅近くで進めていた札幌学院大学の新キャンパスを含む大規模複合再開発「マールク新さっぽろ」が完成した。マールク新さっぽろは、商業、ホテル、予防医療・地域医療、タワーマンション、子育て、産学連携、教育の7つの成長エンジンをコンセプトに掲げている。

» 2024年01月05日 12時00分 公開
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 大和ハウス工業は2023年12月12日、北海道札幌市厚別区厚別中央で進めていた大規模複合開発プロジェクト「マールク新さっぽろ」の全ての街区が完成したと発表した。プロジェクトの総敷地面積は約5万5700平方メートル(一部借地含む)で、「商業、ホテル、予防医療・地域医療、タワーマンション、子育て、産学連携、教育の7つの成長エンジン」を開発施設のコンセプトとしている。

札幌学院大学や30階建て分譲マンション、医療施設4棟などで構成

大規模複合開発プロジェクト「マールク新さっぽろ」の街びらきセレモニー 大規模複合開発プロジェクト「マールク新さっぽろ」の街びらきセレモニー 出典:大和ハウス工業プレスリリース

 マールク新さっぽろの所在地は、北海道札幌市厚別区厚別中央1条5〜6丁目で、JR千歳線「新札幌」駅や地下鉄東西線「新さっぽろ」駅に近く、約5万5700平方メートルの敷地をGとIの2街区に分割している。

マールク新さっぽろの周辺地図 マールク新さっぽろの周辺地図 出典:大和ハウス工業プレスリリース
「マールク新さっぽろ」G街区 「マールク新さっぽろ」G街区 出典:大和ハウス工業プレスリリース
「マールク新さっぽろ」I街区 「マールク新さっぽろ」I街区 出典:大和ハウス工業プレスリリース

 街区の1つ「G街区」には、2021年4月に開校した「札幌学院大学」と「滋慶学園札幌看護医療専門学校」を設置。文系総合大学の札幌学院大学は、RC造地上6階建てで延べ床面積約1万2450平方メートル。地域住民にも開かれた「都市型/開放型」キャンパスとして運用し、大学内の社会連携センターや図書館、カフェテリア、キャンパス広場は一般開放し、地域住民との交流拠点となっている。

 滋慶学園札幌看護医療専門学校は、RC造地上5階建てで延べ床面積約5900平方メートル。「看護学科」「視能訓練士学科」「歯科衛生士学科」「臨床工学技士学科」の4学科を設け、マールク新さっぽろ内の医療施設と産学連携協定を締結し、施設見学や見学授業、臨床実習などを行っている。

札幌学院大学 札幌学院大学 出典:大和ハウス工業プレスリリース
札幌看護医療専門学校 札幌看護医療専門学校 出典:大和ハウス工業プレスリリース
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