建機レンタル業を営む福島建機が、点検表をペーパーレス化するSORABITOのSaaS「i-Rental 点検」の利用を開始した。導入効果として、建機1台あたりの点検業務時間が20分短縮したという。
SORABITOは2023年9月20日、建機レンタル業を営む福島建機が点検表をペーパーレス化するSORABITOのSaaS「i-Rental 点検」を利用開始したと発表した。
i-Rental 点検は、建機や各種車両の点検表をペーパーレス化するサービス。各建機や車両に対して複数の点検結果や修理結果、写真を一括管理し、点検の種類に応じた点検表を選択して、スマートフォンやタブレット、PCで点検表を作成できる。
i-Rental 点検では、正式契約前に無料でのトライアルプランを用意している。福島建機でも試用期間を経て、2023年3月23日から4月27日まで点検業務の効率化を検証した。
テストでは、油圧ショベルやダンプカー、高所作業車、照明類、集草機の入庫時点検と出庫前点検を対象に、3人の従業員が利用した。
その結果として、建機1台あたりの点検業務時間が20分短縮。金額にすると、建機整備技能士1人あたりの業務改善効果は、月間でおよそ8万円に上るという。
また、i-Rental 点検では、スマホなどで撮影した写真をアップロードする際に、アップロード日時も自動で登録する。そのため、傷や故障が出庫前から存在していたものか、入庫時に新たに発見されたものかを容易に確認でき、有償での請求交渉にも役立つ。
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