米クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのマルチテナント型物流施設「LF奈良ANNEX External Link」が、淺沼組の設計・施工で奈良県生駒郡安堵町で竣工した。
グローバル不動産総合サービス会社の米クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメントが奈良中央アネックス特定目的会社を通じて、奈良県生駒郡安堵町でマルチテナント型の物流施設「LF奈良ANNEX External Link」の竣工式を、2023年8月7日に執り行ったと発表した。
LF奈良ANNEXは、西名阪自動車道「大和まほろば」スマートインターチェンジから約1.5キロ、「法隆寺」インターチェンジから約3キロの位置に立地し、近畿圏主要都市へのアクセスに優れている。周辺は奈良県最大の工業団地である昭和工業団地を中心とする産業集積エリアで、県内の地域配送拠点や大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要が見込まれる。また、LF奈良ANNEXの所在地から15分圏内には約8.5万人、30分圏内には約42万人の労働人口を抱え、雇用確保の観点からも好立地。
LF奈良ANNEXの構造規模は、鉄骨造地上4階建て、延べ床面積約3万7600平方メートルのマルチテナント型物流施設。設計・施工は淺沼組で着工は2022年5月、竣工は2023年7月。柱スパンは間口11.5×奥行き9.5メートル、倉庫の梁下有効高さ5.5メートル、床荷重1.5トン/平方メートルを確保し、荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機を4基実装(2基増設に対応可)している。
テナント区画は、最大4テナントが入居可能で、最小面積約7900平方メートルから1棟全体約3万7600平方メートルまで利用でき、効率的な荷役業務が可能で、保管機能を重視したテナントニーズに対応する。また、アメニティーとして共用部に休憩室を設け、施設利用者に便利で快適な環境を提供する。
LF奈良ANNEXは、建築環境総合性能評価システムCASBEEのAランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度 BELSの5スター、ZEB Ready認証を取得。太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置を予定している。また24時間対応の非常用発電機を備えるなどBCPにも対応している。
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