アミューズワンセルフは「第5回 建設・測量生産性向上展」で、さまざまなシーンで活用可能な3つの高性能レーザースキャナーシステムと、2機の新型国産ドローンをPRした。
大阪に本社を構え、ドローンやレーザースキャナーの開発などを手掛けるアミューズワンセルフ(AMUSE ONESELF)は、「第5回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2023)」(会期:2023年5月24〜26日、幕張メッセ)で、3種類のレーザースキャナーと、2機のドローンを展示した。
レーザースキャナーは、「TDOT 7 NIR(ティードット セブン エヌアイアール)」「TDOT 7 NIR-S(ティードット セブン エヌアイアール-エス)」「TDOT 3 GREEN(ティードット スリー グリーン)」の3種。TDOTとは、アミューズワンセルフが開発したドローン搭載用レーザースキャナーシステムのこと。
TDOT 7 NIRは、TDOTシステムとオーストリアのリーグル(RIEGL)製レーザースキャナー「RIEGL miniVUX-3UAV」とを統合したシステム。リーグルのレーザーを採用した理由を製紹介担当者は、「軽量かつ高性能だったため」と説明する。ちなみにTDOT 7 NIRのNIRとは、照射される近赤外線(Near-InfraRed)の略だ。
TDOTシリーズの特長は、RTK-GNSS(衛星測位システム)と慣性計測装置(加速度計とジャイロセンサー)を組み合わせた「GNSS/INS複合航法」による高精度の測量能力にある。RIEGL miniVUX-3UAVは、最大パルスレート300kHz、最大スキャンスピード100Line/秒、最大計測視野角(FOV)360度、最大エコー数(1回のレーザー照射で戻ってくる反射波の数)5のスペックを誇る小型レーザースキャナー。両者が統合することで、高性能レーザースキャナーシステムが実現した。
TDOT 7 NIRのサイズは140(幅)×110(高さ)×315(奥行き)ミリで、重さは2.4キロと軽量で、汎用ドローンであるDJIのMatrice 300 RTKに改造なく搭載できる。
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