現場施工管理サービス「ワークサイト」にて施工記録データアーカイブ機能を提供開始、MCデータプラス現場管理

MCデータプラスは、クラウドサービス「建設サイト・シリーズ」の1つ現場施工管理サービス「ワークサイト」で、施工記録データのアーカイブ機能を追加した。

» 2023年04月14日 11時00分 公開
[BUILT]

 MCデータプラスは2023年3月30日、運営する建設業向けクラウドサービス「建設サイト・シリーズ」の現場施工管理サービス「ワークサイト」で、施工記録データのアーカイブ機能を同年4月1日から提供開始した。

労務・安全衛生書類のデータ改ざんを防止

 ワークサイトとは、MCデータプラスが提供する建設現場で実施する施工管理業務の生産性向上を、デジタル化を通じてサポートするサービス。

 従来のワークサイトは、竣工後に労務・安全衛生書類の管理サービスのグリーンサイトから、作業所に関するデータを削除すると、一定期間を経過した後に、データを完全削除する仕様だった。そのため、ワークサイトを利用している企業は、データを紙に印刷して保管するか、ワークサイト上からデータを削除せずに残すかしていた。また、グリーンサイトから作業所に関するデータを削除せずワークサイト上にデータを残したままにすると、竣工後にデータを改ざんできる余地や誤って記録を削除するなどのセキュリティリスクがあった。

 そこで、ワークサイトを利用している企業から、サービス内に集積したデータをそのまま保管し、竣工後のデータ保護と、監査など竣工後に確認が必要となった際、データに改めてアクセスできる仕組みの要望があり、新機能を追加するに至った。

 機能の特徴としては、ワークサイトに集積されたデータを保管し、竣工後も瞬時に検索や閲覧、帳票出力が可能であること、データ改ざんを防止するため、追加編集を禁じた状態での保管ができる。さらに、紙での保管が不要になるため、印刷コストの削減や紛失・汚損などのリスク対策、帳票をとじたファイルの保管場所が要らなくなる。利用に際しては、1現場あたりの月額料金設定で、保管が必要な現場数に応じている。

「ワークサイト」に追加した機能の概要 「ワークサイト」に追加した機能の概要 出典:MCデータプラスプレスリリース

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