東京建物は、埼玉県児玉郡上里町で開発を進めていた「T-LOGI本庄児玉」が竣工したことを公表した。今後も、冷凍・冷蔵機能を有する物流施設を開発していく予定だ。
東京建物は、同社初のBTS型物流施設かつ国内最大級の冷凍自動倉庫として、埼玉県児玉郡上里町で開発を進めていた「T-LOGI本庄児玉」が2022年10月31日に竣工したことを同年11月2日に発表した。
開発地は、関越自動車道「本庄児玉インターチェンジ」から約3.3キロの場所に位置し、都心部と郊外の生産拠点にアクセスしやすい。
T-LOGI本庄児玉は、2022年11月1日以降、吉見グループ専用の冷凍自動倉庫として稼働している。建物は、製品を自動搬送できるラックシステムを全面に設置し、約2万8000個以上のパレットを格納可能で、冷凍仕様の自動倉庫としては国内最大級の規模だという。加えて、自動化による省人化と顧客の物流課題に対応するために、最先端の技術を導入した。
なお、屋上には、他のT-LOGIシリーズと同様に太陽光パネルを配置し、発電した再生可能エネルギーを施設内で自家消費する仕組みを導入した他、高効率の自然冷媒冷凍機を採用することで、環境にも配慮している。
T-LOGI本庄児玉は、S造地上2階建てで、延べ床面積は約1万5612平方メートル。所在地は埼玉県児玉郡上里町嘉美字立野南1353番1、1530番2、1530番3で、敷地面積は約2万5452平方メートル。設計・施工は関東建設工業が担当し、竣工は2022年10月31日。
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