東京建物が冷凍・冷蔵倉庫の開発に本格参入、第1弾は埼玉県で延べ1.5万m2の物流施設リテール&ロジスティクス

東京建物は、2018年に物流施設開発事業に参入し、全国でマルチテナント型物流施設を約20件開発してきたが、冷凍・冷蔵倉庫に関しては、一般的な物流施設と比較すると賃貸施設としての開発例が少なかった。しかし、伸長する食品系EC(電子商取引)の商品や医薬品とワクチンを扱える冷凍・冷蔵倉庫の需要が高まっていることを考慮し、冷凍・冷蔵倉庫の開発に踏み切った。

» 2022年02月22日 13時00分 公開
[BUILT]

 東京建物は、物流施設ブランド「T-LOGI(ティーロジ)」シリーズで、冷凍・冷蔵倉庫開発事業に本格参入し、第1弾として埼玉県児玉郡上里町で物流施設「(仮称)T-LOGI本庄児玉」の開発を進めていることを2022年2月17日に発表した。

約3万パレットを格納可能

 国内では、共働き世帯の増加による社会構造の変化に伴う食品系EC(電子商取引)の伸長や老朽化施設の更新、コールドチェーンネットワーク再構築の影響で物流の効率化が求められている他、近年社会問題化しているパンデミック用の医薬品とワクチンの低温保管が可能な施設の需要が高まっている。

 そこで、東京建物は、埼玉県久喜市で保有する物流施設「T-LOGI久喜」にテナントとして入居する吉見グループと協業し、埼玉県児玉郡上里町で、冷凍冷蔵仕様の自動倉庫であるT-LOGI本庄児玉の開発に着手した。

物流施設「(仮称)T-LOGI本庄児玉」の外観イメージ 出典:東京建物プレスリリース

 開発地は、関越自動車道「本庄児玉インターチェンジ」から約3.3キロの場所に位置し、都心部と郊外の生産拠点にアクセスしやすい。

 T-LOGI本庄児玉は、製品を自動搬送できるラックシステムを設け省人化を図り、自動倉庫として顧客ニーズに対応した最先端の技術を導入する。さらに、約3万パレットの格納に対応し、冷凍冷蔵仕様の自動倉庫としては国内最大級となる予定だ。加えて、太陽光発電による自己託送※1や高効率の自然冷媒冷凍機※2を導入し環境に配慮する。

※1 自己託送:自家用発電設備を設置する企業や人が、発電した電気を一般電気事業者の送配電ネットワークを介して、別の場所にある施設などに送電すること

※2 自然冷媒冷凍機:アンモニアや二酸化炭素など自然界に存在している物質を冷媒とする冷凍機を指す。自然冷媒は、オゾン層破壊係数がゼロで、代替フロンと比較しても地球温暖化係数(GWP)が非常に低く、環境に配慮した冷媒とされている

 なお、T-LOGI本庄児玉の開業は2022年11月の予定で吉見グループに一括賃貸することが決定している。

T-LOGI本庄児玉の概要

 T-LOGI本庄児玉は、地上2階建てで、延べ床面積は約1万5391平方メートル。所在地は埼玉県児玉郡上里町大字嘉美字立野南1353番1他(地番)で、敷地面積は約2万5452平方メートル。用途は倉庫・事務所。

物流施設「(仮称)T-LOGI本庄児玉」の位置図 出典:東京建物プレスリリース

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