プロロジスは、東京都江東区辰巳にあるメトロキャッシュアンドキャリージャパンの店舗を改修し、冷凍冷蔵対応の都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン東京辰巳1」とする。開発地は「東京」駅から5キロ圏内で、交通利便性に優れる。商業施設を賃貸用物流施設にコンバージョンする取り組みはプロロジスとして初のケースとなる。
プロロジスは、東京都江東区辰巳にあるメトロキャッシュアンドキャリージャパンの店舗を改修し、都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン東京辰巳1」とすることを2022年8月3日に発表した。
開発地は、JR京葉線「潮見」駅から徒歩10分の場所にあり、首都高速9号深川線「枝川」の出口から約1.5キロのエリアに位置し、首都高速湾岸線「新木場」出入口から約4.3キロと、都内全域への車両でのアクセスにも優れる。都心部の商業施設への店舗間配送やECフルフィルメント拠点、ダークストアとしての利用ニーズに対応し、城東エリアへの即日配送やラストワンマイル配送拠点としても役立つ。
プロロジスアーバン東京辰巳1は、飲食店やホテルなどを対象に、卸売り市場を展開するメトロの日本法人であるメトロキャッシュアンドキャリージャパンが店舗として使用していた施設をプロロジスが改修し、全館空調付き冷凍冷蔵対応の物流施設とする。
建物は、S造地上3階建てで、施設内に5基の人荷用エレベーターと各階や屋上にアクセス可能な自走スロープを備え、搬送能力を高める。1階は、空調を備えた倉庫スペースで、有効天井高は約4.8メートル、床荷重は1平方メートル当たり2.0トンと重量物にも対応する。2階の一部と3階は、冷蔵冷凍に応じた倉庫スペースで、有効天井高は2階が最大約4.2メートルで、3階が約2.9メートル。
また、1階と2階にそれぞれ2台分のトラックバース(計4台分)を設ける他、スロープを利用して4トントラックが1階から2階へ直接アクセスする構造(3〜4階は普通乗用車用の駐車場のみ)を採用する。さらに、屋上部分と敷地内には、79台の乗用車と軽貨物車が駐車可能な駐車場を備えており、多数の営業車両や貨物車両の保管が行えるように仕上げる。
プロロジスアーバン東京辰巳1は、S造地上3階建てで、延べ床面積は約9300平方メートル。所在地は東京都江東区辰巳2丁目4-10で、敷地面積は約5800平方メートル。改修工事の着工は2022年8月で、工事完了は2022年12月を予定している。
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