インフォメティスは、脱炭素化を図る企業向けに「非化石証書代理購入サービス」の提供を開始した。2021年11月に発足した再エネ価値取引市場から非化石証書を代理調達する。
インフォメティスは2022年9月7日、脱炭素化を図る企業向けに「非化石証書代理購入サービス」の提供を同日より開始すると発表した。
非化石証書とは、再生可能エネルギー(以下、再エネ)などの非化石電源の環境的価値を証書にしたものを指す。非化石証書を購入した企業は、実質的に非化石電源を用いているとみなされる。
同サービスでは、2021年11月に発足した再エネ価値取引市場から非化石証書を代理調達する。入札時期は、毎年2月、5月、8月、11月の4回。トラッキング付のFIT非化石証書を調達するため、証書の元となった発電設備の所在地や区分を確認できる。
同サービスを利用することで、従来の電力需給契約をそのまま利用しつつ、用いた電気を再エネ由来と見なすことができる。また、事業所やフロア、テナント単位での再エネ活用や、経営計画に基づいた段階的な再エネ活用が可能となる。
サービス料金は、対象となる電力使用量(kWh、キロワットアワー)に応じて変動する。
インフォメティスは今後も、同社独自のAI(人工知能)を活用したエネルギーデータの収集や分析などを通じて、企業の脱炭素化に資するサービスの提供を図る。
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