安藤ハザマは、2021年度に同社グループの事業活動で使用した全電力を、再生可能エネルギー由来の電力で調達した。今回の取り組みは、同社のSBTとRE100の目標達成に向けた取り組みの一環であるとともに、顧客のサプライチェーン排出量削減にも貢献するという。
安藤ハザマは、2021年度に同社グループの事業活動で使用した全電力を、再生可能エネルギー由来の電力で調達したことを2022年5月24日に発表した。
同社は、上記の取り組みにより、2021年度はRE100で設定した中間目標「2030年度における再生可能エネルギー電力利用割合80%」を上回る実績を達成した他、GHG排出削減量は1万5000トン‐CO2(速報値)となる見込みだ。
さらに、使用した再エネ電力は、各拠点に導入した太陽光発電設備で発電した電力だけでなく、小売電気事業者が提供する再エネ電力と非化石証書※1購入の組み合わせにより調達した。
※1 非化石証書:非化石電源(太陽光発電や風力発電など)で発電した電気に含まれる「CO2(二酸化炭素)を排出しない」という環境価値を、電気から切り離した証書。
今回の取り組みは、同社のSBT※2とRE100※3の目標達成に向けた取り組みの一環であるとともに、顧客のサプライチェーン排出量削減にも貢献する。今後は、SBTとRE100の目標達成に向けて、再生可能エネルギーの調達や事業参画に加えて、次世代エネルギーマネジメントシステムの開発を推進していく。
※2 SBT:Science Based Targetsの略称で、CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が2015年に共同で設立されたもので、パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2度を十分に下回る水準)に抑え、また1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した温室効果ガス排出削減目標の設定を企業に求める国際的イニシアチブ。
※3 RE100:クライメイト・グループやCDPとのパートナーシップにより運営されているもので、企業の事業活動で用いる電力を、全て再生可能エネルギー由来の電力にすることを推進する企業が参加する国際的イニシアチブ。
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