「旧九段会館」を復元した複合施設が開業、東急不動産が復元技術を内覧会で紹介プロジェクト(2/7 ページ)

» 2022年10月12日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

オーガニック食材を用いた料理を楽しめる職域食堂を完備

 九段会館テラスの内覧会では、地下1階の職域食堂「九段食堂 KUDAN-SHOKUDO for the Public Good」やクリニックモール、リフレッシュルーム、礼拝室、誰でもトイレ、地上1階のシェアオフィス「ビジネスエアポート九段下」、オフィスエントランス、プラザ、玄関ホール、エントランスホールを紹介した。

 さらに、地上2階のバンケットホール「鳳凰」、ゲストルーム「雅」と「葵」、地上3階の貸し会議室「茜」と「富士」、免震構造に関する説明サイン、ラウンジ「Classic Office Lounge」、地上5階の屋上庭園「ルーフトップガーデン」と「ウェルネスガーデン」、地上17階のオフィスが披露された。

 九段食堂 KUDAN-SHOKUDO for the Public Goodは、ブランディングなどを手掛けるモノサスのMONOSUS社食研※1が運営する職域食堂で、ランチタイムには全国の農家から直送されたオーガニック食材を用いた料理を楽しめ、その他の時間帯はラウンジとして使える。

※1 MONOSUS社食研:コントラクトフードサービスを展開している企業で、食材の生産から消費までやSDGsを意識する食の場づくりに取り組んでいる。使用する食材は、全国の農家から直送されるオーガニックなものが中心で、利用者の健康状態に合わせたメニュー選びに対応している。

「九段食堂 KUDAN-SHOKUDO for the Public Good」

 クリニックモールは、内科、皮膚科、耳鼻科、歯科のクリニックと薬局が集積しているエリアで、これまで通院時間を確保することが困難だったワーカーの疾病治療に貢献する。クリニック内には、「LSクリニック東京」の専用アプリを導入することで、入居企業の健康経営推進と従業員の健康をサポートしている。

「九段会館テラス」のクリニックモール

 具体的には、入居企業の従業員が、専用アプリに個別に入力したさまざまな健康データを用いて、医療機関と連携を図り、健康管理が行える。一方、入居企業に対しては、現状の健康度を分析する企業健康診断テストを行い、健康経営に取り組むことの金銭的なメリットを提示することで目標設定を後押しする他、専用アプリにより従業員の個別データを集計して算出した分析データをベースに、健康経営の達成度や成果を確かめられるようにした。

 リフレッシュルームは、入居者用の部屋で、リラックスしやすいリクライニングチェアとクリニックモールのクリニックと連動した体組成計を完備している。礼拝堂は、男性用と女性用の部屋を1つずつ用意しており、さまざまな信仰に対応し、異性を気にすることなく祈れる。誰でもトイレは、建物内に3基あり、性別や身体状況に関わらず使える。

「九段会館テラス」のリフレッシュルーム
「九段会館テラス」の礼拝堂
「九段会館テラス」の誰でもトイレ

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