省エネルギーセンターは、日本の産業・業務・運輸の各部門における優れた省エネの取り組みや先進的で高効率な省エネ型製品などを毎年2月に「省エネ大賞」として表彰している。2021年度は、パナソニックの広島中町ビルが「省エネルギーセンター会長賞」を受賞。受賞テーマは、「ビル関係者の一体活動によるエネルギー使用量半減達成と新時代の施設ニーズへの対応」で、2020年のエネルギー使用量が2008年度比49%の削減を達成するなどの取り組みが高く評価された。
省エネ大賞は、事業者や事業場などが実施した優れた省エネの取り組みや省エネ性に優れた製品・ビジネスモデルなどを表彰する制度。省エネルギーセンターが経済産業省の後援を受けて開催する事業で、省エネ意識の拡大や省エネ製品による省エネ社会の構築に寄与することを目的にしている。
省エネ大賞では、エアコンやテレビなどの家電、ハイブリッドカー、省エネ住宅などの製品はもとより、サービスやビジネスモデルなども対象とする。製品の種類によって、「省エネ事例部門」と「製品・ビジネスモデル部門」に分けられるが、それぞれの部門内で経済産業大臣賞、資源エネルギー庁長官賞、中小企業庁長官賞など、複数の賞が設定されている。
パナソニックグループでは、2021年度の省エネ大賞で合計4つの賞を受賞した※。このうち、省エネ事例部門で「省エネルギーセンター会長賞」に輝いたパナソニックの広島中町ビルでの取り組みを現地取材を通して紹介しよう。
※【省エネ事例部門】省エネルギーセンター会長賞:パナソニック エレクトリックワークス社 マーケティング本部 人事・総務部 西日本地区人事部/パナソニック ファシリティーズ 西日本支社 中国・四国事業所「ビル関係者の一体活動によるエネルギー使用量半減達成と新時代の施設ニーズへの対応」、【製品・ビジネスモデル部門】経済産業大臣賞:パナソニック 空調冷熱ソリューションズ事業部「人に寄り添う美肌うるおいシステム『給水フリー加湿&新ナノイーX』搭載エアコン」、省エネルギーセンター会長賞:パナソニック エコシステムズ/一条工務店「住宅用加湿機能付き全熱交換型換気システム」、パナソニック ホームズ「地熱利用エコナビ換気システムHEPA+を搭載したZEH住宅」
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