ヒューリックは、渋谷区渋谷4丁目で開発を進めていた老人ホーム「ホスピタルメント青山」が2022年3月に竣工したことを公表した。
ヒューリックは、渋谷区渋谷4丁目で土地を取得し開発を進めていた老人ホーム「ホスピタルメント青山」が完成したことを2022年3月28日に発表した。
開発地は、東京メトロ銀座線「表参道」駅から徒歩7分の場所に位置し、渋谷、表参道、青山通りといったエリアに近い。ホスピタルメント青山は、閑静な住宅地に立地し、全53室の介護付き有料老人ホームとして、運営会社の桜十字に一括賃貸している。
建物の外観では、2層吹き抜けのエントランス空間と桜の花をモチーフとした金属シェードを用いて、周囲に調和するファサードを構築し、表情豊かな結晶質の御影石や大開口から見える木質内装により上質感と温かみも感じられる構成とした。
さらに、土地の高低差を利用して立体的に緑を感じさせ、四季が体感できる樹種を備えた他、屋上にも植栽を施した屋上庭園を設け、入居者が季節を楽しめるように仕上げた。
内観では、エントランスホールや食堂など、入居者が日常で使用する空間に木質素材を導入し、上質な空間づくりを行っただけでなく、食堂やリハビリスペースなどには大きな開口を設け、日差しと風を最大限に取り入れられるようにした。館内に配置されたペット持ち込み可能フロアには、専用のトリミングルームやペットと過ごせるラウンジが用意されている。
環境配慮に関しては、内装の木質化や全館でのLED照明採用、食堂兼機能訓練室に輻射冷暖房の設置、太陽光発電による共用部への電力供給、自然採光の確保、屋上緑化などを行った。災害対策については、建築基準法で定められた基準と比較して1.25倍以上の耐震性能を搭載し、非常用の電源装置も取り付け、安全性を高めた。
ホスピタルメント青山は、RC造地下1階/地上5階建てで、延べ床面積は2319.70平方メートル。所在地は東京都渋谷区渋谷4丁目3-3で、敷地面積は706.19平方メートル。竣工は2022年3月。
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