三井不動産レジデンシャルが大阪府豊中市で開発を進めていた高齢者向け住宅「(仮称)パークウェルステイト豊中計画」が2020年12月末に着工した。完工後は、三井不動産レジデンシャルウェルネスが建物を賃貸し、有料老人ホームとして運営する予定だ。
三井不動産レジデンシャルは、大阪府豊中市で開発を進めていた高齢者向け住宅「(仮称)パークウェルステイト豊中計画」が2020年12月25日に起工したことを発表した。
パークウェルステイト豊中計画はRC造(一部S造)地下1階/地上12階建てで、延べ床面積は約4万5120.16平方メートル。所在地は大阪府豊中市北緑丘一丁目150番10、150番11で、敷地面積は約1万7909.32平方メートル。設計・施工は長谷工コーポレーションが担当し、竣工は2023年1月で、開業は2023年春を予定している。
同施設は、北大阪急行電鉄南北線「千里中央」駅から専用シャトルバスで約10分の場所にある。専用シャトルバスは、提携する純幸会 関西メディカル病院や周辺医療機関、公共施設・金融機関、商業施設「三井ショッピングパークららぽーとEXPOCITY」への回遊も予定しており、日々の生活をサポートする。さらに、大阪国際空港(伊丹)やJR新幹線「新大阪」駅にも周回する送迎サービスもパークウェルステイト豊中計画では運行する見込みだ。
居室数は548部屋で、内訳は、一般居室が470戸、介護居室は78戸。各戸の専有面積は約46〜約77平方メートル。一般居室の種類は7タイプで、全戸のうち248戸が南向きとなる。介護居室については、一般居室に住む入居者が介護が必要になったときに移り住むこともできる。
建物内には、レストランや大浴場・露天風呂、多目的ホール、ビリヤード、麻雀ルーム、カラオケルーム、ピアノルーム、ラウンジ、ライブラリー、イベント開催時には外からも直接入れる「離れ」と多目的ホールを設ける。各スペースでは、入居者が地域住民とコミュニケーションをとれるイベントを提供する。エントランスは、広いスペースと高い天井で構築し、ラグジュアリーな空間に仕上げる。敷地内には、庭園や水景、屋上庭園など憩いの空間となる豊かな緑を配置する。
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