伊藤忠商事と伊藤忠都市開発は、三重県桑名市で、全国でホームセンター事業を展開するカインズ向け専用物流施設の開発を進めている。カインズでは、今回の施設を「西のマザーセンター」とし、中部エリアの店舗への配送機能と海外荷物の保管施設機能を備えるとともに、ロボット設備の導入による自動化も検討している。
伊藤忠商事と伊藤忠都市開発は、三重県桑名市で、開発を進めていた物流施設「(仮称)アイミッションズパーク桑名」が2022年4月に着工したことを発表した。
開発地は、桑名市が地理的優位性を生かして産業誘導ゾーンとして位置付けた多度地区南部エリアにあり、東名阪自動車道「桑名インターチェンジ(IC)」から約7.5キロの場所にあり、「桑名東IC」から約7キロのエリアに位置し、全国への広域配送拠点と名古屋中心地への配送拠点として優れる。
加えて、2023年に全線の開通を予定している「新名神高速道路」と2026年に全線の開通を見込んでいる「東海環状自動車道」の整備進展に伴い、交通利便性の向上が見込める。
アイミッションズパーク桑名は、地上4階建てで、1フロアの面積は2万2479.34平方メートル。倉庫は有効天井高が6.0メートルで、積載荷重は1平方メートル当たり1.5トン。さらに、スロープにより1〜2階への直接アクセスが可能で、最大144台のトラック接車台数を確保する。
敷地内には、施設で働く従業員とスタッフ用に、300台以上の駐車場スペースを設ける他、倉庫内の一部に空調を設置し、快適な作業環境を構築する見通しだ。
アイミッションズパーク桑名は、S造地上4階建てで、延べ床面積は9万378.25平方メートル。所在地は三重県桑名市多度町で、敷地面積は6万7873.24平方メートル。設計・施工は矢作建設工業が担当し、着工は2022年4月で、竣工は2023年5月を予定している。
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