LIXILは、従来品よりも断熱性能を向上させ、住宅の外観と合わせやすい木目カラーをラインアップし、リニューアルした断熱玄関引戸「玄関引戸JS」の全国販売を行っている。
LIXILは、脱炭素社会の実現に向けて断熱性能を向上させ、住宅の外観と合わせやすい木目カラーをラインアップし、リニューアルした断熱玄関引戸「玄関引戸JS」を2022年4月1日に全国で発売した。
2050年にカーボンニュートラルを達成することに向け、国内外では脱炭素化の取り組みが増えている。例えば、国内では環境省が、住宅を含む家庭部門のCO2削減目標を66%(2013年度比)と、他の部門に比べて最も高い数値を定め、住宅の高性能化による省エネルギー化を重要な施策の1つと位置付けている。
一方、住まいでは、窓や玄関ドア、引戸といった開口部からの熱流出が全体の約6割と大きいため、開口部を高性能化することがCO2削減に役立つことが分かっている。そこで、LIXILでは、2022年3月期に同社が扱っている窓を刷新するだけでなく、さまざまな商品とサービスの高性能化を図っている。こういった一環で、玄関引戸JSをリニューアルした。
新たな玄関引戸JSは、従来品(最大3.49ワット パー 平方メートル ケルビン)よりも断熱性能を向上させ、熱貫流率が最大2.81ワット パー 平方メートル ケルビン※1となった。
※1 最大2.81ワット パー 平方メートル ケルビン:Low-Eガラス仕様の場合
取り付けるガラスは、断熱性と採光性に優れた「Low-Eガラス」、断熱性だけでなく外からの気になる視線を考慮した「Low-E安全合わせガラス(乳白)」、スタンダードな複層ガラス「標準ガラス」の3種類から用途に合わせて選べる。なお、Low-EガラスとLow-E安全合わせガラス(乳白)を搭載した玄関引戸JSは2022年5月に発売を予定している。
デザインでは、アルミカラー2色(シャイングレー、オータムブラウン)や木目カラー4色(ディープエルム、ナギヒノキ、チェリーウッド、クリエモカ)をラインアップし、伝統的な日本の素材やエッセンスを取り入れた意匠で、シンプルで洗練された佇(たたず)まいを演出している。セレクトカラーとして設定されたディープエルム色では、神代楡(ジンダイニレ)の端正な木目の表情と灰褐色系の深みがある色合いを再現し、玄関まわりに重厚感をもたらせるようになっている。
さらに、引戸本体のデザイン体系を見直し、引戸本体のデザインを14機種から好みに合わせて選択可能。具体的には、どのデザインを選んでもガラス面が大きく確保されているため、暗くなりがちな玄関を明るくでき、ランマの付いたタイプをチョイスすれば、より室内の奥まで光を採り込める。
参考価格はアルミ色/W164・169/H22ランマ無し/引手-引手ラッチ機構付きの場合で37万6000円〜(税別、施工費・搬入費などは別途必要)。
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