愛知県弥富市で延べ25万m2の物流施設を開発、Hines:リテール&ロジスティクス
Hinesは、愛知県弥富市で、既存の物流施設を取得したとともに、物流施設「弥富ディストリビューションセンター」の開発を進めている。さらに、現在、新規開発の設計と許認可申請を推進し、起工式の開催は2022年3月を予定している。また、今回のプロジェクトはHinesにとって日本初となる物流施設の取得と開発であり、アジア太平洋地域ではこの1年間で5件目となる物流施設への投資となる。
Hinesは、愛知県弥富市で、既存の物流施設を取得した他、物流施設「弥富ディストリビューションセンター」の開発に着手したことを2022年2月9日に発表した。
開発地は、日本国内で最大級の貨物取り扱い量を誇る名古屋港近くに位置し、常温と低温商品の両方で保管に携わる企業やラストワンマイルの物流企業、地域配送に携わる大手企業の物流ニーズに応えられる。
弥富ディストリビューションセンターは、最新スペックを備えた延べ床面積2万5000平方メートルの平屋建て既存物流施設と、新たに開発する22万5000平方メートルの4階建て物流施設で構成される。
「弥富ディストリビューションセンター」の外観 出典:Hinesプレスリリース
新たに開発される建物は、天井高が最大6.5メートルで、床荷重は2トンを超え、レイアウトに関する豊富な選択肢を備え、ランプウェイによる全ての階へのトラック乗り入れにも対応する。建物内には、3層に渡って次世代のアメニティーエリアも配置し、屋内と屋外に飲食スペース、テナント用の休憩スペースとビジネスラウンジ、会議室、シャワー施設が整備される。
加えて、LEEDのシルバー認証を目指しており、施設内に再生可能発電設備と廃水の再利用設備を搭載し、施設全体での機械、電気、配管システムによりエネルギー利用を最適化する。一方、既存の平屋建て物流施設は、10メートルの天井高と両面バースを完備している。
「弥富ディストリビューションセンター」の外観 出典:Hinesプレスリリース
- 三井不動産が新たに物流施設を7件開発、総延べ床面積は約390万m2に
三井不動産はこのほど、新たに物流施設を7件開発することを発表した。新規開発施設7物件を含めた三井不動産の物流施設は、合計47物件で、総延べ床面積は約390万平方メートルに及び、累計投資額は約6100億円に達する。
- BTS型物流施設「LOGI'Q 三芳」が竣工、防火用の設計や最新設備を導入
東急不動産は、「Deliver future and smiles.」をテーマに、物流施設ブランド「LOGI'Q」の展開を2016年にスタートした。現在、開発中の物流施設を含め、累計14物件を建設している。2020年1月29日には、埼玉県入間郡にBTS型物流施設「LOGI'Q 三芳」が竣工式を執り行った。
- 神奈川県相模原市で延べ約33万m2の多機能物流施設が竣工、日本GLP
日本GLPは、神奈川県相模原市で開発を進めていた物流施設「GLP ALFALINK 相模原1」と共用棟「リング」が竣工したことを公表した。共用棟を含むGLP ALFALINK 相模原1の延べ床面積は33万1348平方メートルで、施設内には人材派遣会社や物流機器のレンタル会社が入居している他、配送会社のターミナルも設置されるなど、従来の物流施設とは一線を画す企業が入居している。
- 2021年開業の物流施設内見、佐藤可士和氏デザインの共用棟を備える物件など
ウェブサイトに掲載した記事を印刷しても読みやすいPDF形式の「電子ブックレット」にまとめました。無料のBUILT読者会員に登録することで、ダウンロードすることができます。今回のブックレットは、2021年に竣工した注目の物流施設の内覧会まとめです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.