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» 2021年10月06日 07時00分 公開

神奈川県相模原市で延べ約33万m2の多機能物流施設が竣工、日本GLPリテール&ロジスティクス(1/3 ページ)

日本GLPは、神奈川県相模原市で開発を進めていた物流施設「GLP ALFALINK 相模原1」と共用棟「リング」が竣工したことを公表した。共用棟を含むGLP ALFALINK 相模原1の延べ床面積は33万1348平方メートルで、施設内には人材派遣会社や物流機器のレンタル会社が入居している他、配送会社のターミナルも設置されるなど、従来の物流施設とは一線を画す企業が入居している。

[遠藤和宏,BUILT]

 日本GLPは、神奈川県相模原市で開発を進めている大規模物流施設「GLP ALFALINK 相模原」の一部となる「GLP ALFALINK 相模原1」と共用棟「リング」が竣工したことを2021年9月24日に発表した。当日は、GLP ALFALINK 相模原1で記者発表会と内覧会を開いた。

 記者発表会では、日本GLP 代表取締役社長 帖佐義之氏がGLP ALFALINK 相模原とGLP ALFALINK 相模原1の概要を紹介し、GLP ALFALINK 相模原1に物流拠点を設けたギオン 代表取締役会長 祇園義久氏や佐川急便 東京本社 広瀬禎幸氏、西濃運輸 取締役 営業管理部担当 中田晃氏が入居した理由について説明した。

 その後、内覧会を行い、GLP ALFALINK 相模原1の1階に配置された西メインエントランス、冷凍冷蔵スペース、3階の倉庫スペース、5階のターミナル、カフェテリア、GLP ALFALINK 相模原の共用棟であるリングを披露した。

配送会社3社のターミナルを配置

日本GLP 代表取締役社長 帖佐義之氏

 GLP ALFALINK 相模原は、GLP ALFALINK 相模原1〜4といった4つの物流施設や共用棟のリングなどで構成される予定で、総延べ床面積は東京ドーム約15個分の約68万平方メートル。日本GLPは現在、GLP ALFALINK 相模原2〜4の開発を進めており、全体の竣工は2023年5月を見込む。

 計画地の神奈川県相模原市は、政令指定都市で、72万人以上の人口を擁し雇用を確保しやすく、東京都や埼玉県、千葉県、愛知県、新潟県、長野県、茨城県、群馬県といったエリアに車で4時間以内に到達可能なため、物流拠点の場所として適している。

 日本GLPの帖佐氏は、「GLP ALFALINK 相模原は、物流施設ブランド“ALFALINK”のコンセプトである“Open Hub”、“Integrated Chain”、“Shared Solution”を踏まえつつ、共用棟のリングを中心に4棟の物流施設を配置する。今回の施設では、コンビニや保育施設が入居する共用棟を一般消費者に開放する他、敷地内で建設中の多目的コートやセンターストリートを用いて周辺住民も楽しめるイベントを開く。リング内のコンビニは人型ロボットがバックヤードの業務をサポートし、敷地内の移動は運行予定の自動運転バスが循環し支援する」と述べた。

 続けて、「GLP ALFALINK 相模原1では、佐川急便、西濃運輸、トールエクスプレスジャパンのターミナルが設置されているため、入居企業は、各社のターミナルを活用することで、製品のエンドユーザーへの配送や積み込み時間の延長を行える。さらに、GLP ALFALINK 相模原では4社の人材派遣会社が入居するため、入居企業は庫内で働く人材を採用しやすい。そして、物流向け機器とサービスのレンタルと提供を行うモノフルやプラスオートメーションが入居するため、入居企業は両社から必要な最新設備を借りて生産性を高められる。加えて、当社のサービス“GLPコンシェルジュ”で、顧客同士のマッチングや課題の解消を後押しする」と補足した。

GLP ALFALINK 相模原1に入居した理由

 ギオンの祇園氏は、「食品や自動車部品などの物流事業を展開する当社は、創業した地である相模原市の発展に貢献できる点や交通利便性に優れる点を評価しGLP ALFALINK 相模原1に入居を決めた。今後はGLP ALFALINK 相模原1や既存の物流拠点を活用し独自の物流網を構築していく。なおギオンでは現在、相模原市の南方でも物流施設の開発を進めている」と胸中を明かした。

 西濃運輸の中田氏は、「当社が入居した理由は、神奈川県相模原市は圏央道があり、荷物の搬送性が高く、顧客のニーズに応じられると考えたからだ。さらに、ALFALINKが推奨する物流の見える化や入居企業同士の協業にも賛同した。西濃運輸ではGLP ALFALINK 相模原1にトラックターミナルと保管庫を併設している」と話す。

 加えて、「当社は、陸中輸送は商品の姿を選ばず運べると自負しているが、冷凍冷蔵が必要な荷物の運輸は対応が難しいため、GLP ALFALINK 相模原1では、そういった配送物は佐川急便に応じてもらうことで、顧客満足度を高める」と複数の配送会社が入居する利点に触れた。

 佐川急便の広瀬氏は、「当社はALFALINKのコンセプトに賛同し入居した。GLP ALFALINK 相模原1では、テナントのスペースを設け、佐川急便が保有する配送センターと同等の機能を備える。重量物の配送に関しては、対処が困難な場合もあるが、そういった場合は西濃運輸に協力してもらい、ユーザーの需要を満たす」と語った。

左から、ギオン 代表取締役会長 祇園義久氏、西濃運輸 取締役 営業管理部担当 中田晃氏
記者発表会でのフォトセッション、左から、左から、ギオン 代表取締役会長 祇園義久氏、西濃運輸 取締役 営業管理部担当 中田晃氏、日本GLP 代表取締役社長 帖佐義之氏、佐川急便 東京本社 広瀬禎幸氏
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