三菱地所レジデンスは、分譲マンションのランニングの水道光熱費を見える化した「マンション家計簿」をリニューアルし、新たに1住戸ごとのCO2排出量を記載した。リニューアルにより、CO2排出量削減への意識向上を図っていく。
三菱地所レジデンスは、マンションのランニングコストを見える化した「マンション家計簿」をリニューアルし、新たに1住戸ごとのCO2排出量を記載した。リニューアルしたマンション家計簿は、オンライン事前案内会を昨夏実施している「ザ・パークハウス石神井公園テラス」から導入する。
マンション家計簿は、2013年に三菱地所レジデンスが分譲するマンションブランド「ザ・パークハウス」の環境性能を伝えるとともに、省エネ行動の喚起を目的に制作。従来のサービスでは、マンション購入時には分からなかった入居後の各住戸の水道光熱費のランニングコストを提示可能にし、省エネルギー性能を「円」に換算して示せるようにした。
今回のリニューアルでは、さらに1住戸ごとのCO2排出量を新たに提示する。CO2排出量は3段階で色分け表示し、ザ・パークハウスに住むことでどれくらいのCO2が削減できるかを「杉が1年間で吸収する量」や「車での移動距離」に置き換えて説明している。
また、ザ・パークハウスの「soleco(ソレッコ)」の搭載、節湯型浴室シャワー水栓の採用、保温浴槽の設置など、暮らしの快適性を下げずに環境負荷を抑えるさまざまな工夫を紹介する。
マンション家計簿の後半では、CO2やエネルギーを削減する暮らしに必要な設備や家電のかしこい使い方を伝え、ザ・パークハウスに住まない方でも、ほんの少しの気配りで実現するC02排出量の少ないエコな暮らしを提案する。
また、住宅の高い断熱性能は省エネだけでなく健康への好影響が期待できることも紹介している。
リニューアルにより、CO2排出量削減への意識向上を図り、さらに、暮らしの中で行えるCO2排出量削減事例を紹介し、日本が宣言する2050年カーボンニュートラルの実現に貢献していくという。
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