安田不動産は、東京都港区新橋四丁目で、2024年2月の竣工に向け複合施設「新虎安田ビル」が着工したことを公表した。
安田不動産は、東京都港区新橋四丁目で計画を進めていた複合施設「新虎安田ビル」が2021年6月14日に着工したことを同月18日に発表した。
新虎安田ビルは、東京都港区新橋の「新虎通り」と「赤レンガ通り」の交差点に位置する地上14階建ての建物で、1階は新虎通りに面して商業施設を設け、新橋・虎ノ門エリアをつなぐ沿道の新たな賑わい・交流創出に貢献する。
2階には、国際会議にも対応可能なカンファレンスホールを設置し、3〜14階は、最新スペックのオフィスを整備。さらに、建物には、免震構造を採用する他、最大72時間対応の非常用発電機、断水時に約3日間使える貯水槽を配置し、地震などの被災時に備える。
環境配慮に関して、今回の施設は、国土交通省が展開する建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)における「ZEB Ready※1」認証を取得している。
※1 ZEB Ready:ZEBは、Net Zero Energy Buildingの(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を実現しつつ、建物で消費するエネルギーをゼロにすることを目指した建物のこと。ZEB Readyとは、建築物省エネルギー性能表示制度に基づく評価で、省エネルギーにより基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物に与えられる、エネルギー性能に特化した第三者認証
新虎安田ビルは、免震構造のSRC造(一部S造・RC造)地下2階/地上14階/塔屋2階建てで、延べ床面積は2万5819平方メートル。所在地は東京都港区新橋四丁目9番1他(地番)で、敷地面積は2234平方メートル。2〜14階のオフィスは、総貸室面積が1万5876平方メートルで、基準階貸室面積は1323平方メートル。用途は、事務所、貸会議室、店舗、駐車場。設計・監理は松田平田設計が、施工は清水建設がそれぞれ担当し、竣工は2024年2月を予定している。
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