NTTデータ・スマートソーシングは、オンラインで専門アドバイザーに無料で相談できるサービス「HOME4U家づくりのとびら」を利用し、注文住宅を検討するユーザー139人を対象にWebアンケートで、注文住宅を検討する年齢や理由を調査した。リサーチの結果によれば、注文住宅を検討する理由で最も多かったのは、全体の30.9%が答えた「家賃を払い続けるのがもったいない」だった。
NTTデータ・スマートソーシングは、オンラインで専門アドバイザーに無料で相談できるサービス「HOME4U家づくりのとびら」を利用し、注文住宅を検討するユーザー139人を対象にWebアンケートで、注文住宅を検討する年齢や理由を2021年1〜5月にリサーチし、調査結果を2021年5月19日に発表した。
調査結果によれば、注文住宅検討者の住み替え理由について複数回答可能の条件で、対象者に聞いたところ、「家賃を払い続けるのがもったいない」と答えた人は43人で最も多かった。次いで、「家族構成が変化したため」は32人、「今の家が手狭なため」は27人、「結婚のため」は18人、「家族のため」は16人と続いた。
対象者を年齢別に見ると、注文住宅検討者のボリュームゾーンである20〜30歳代の約半数が「家賃を払い続けるのがもったいない」と返答していることが判明した。さらに、20〜30歳代の対象者からは「定年退職までに住宅ローンを払い終えたい」といった住宅ローンの完済時期を意識した相談が多く寄せられた。
「家賃を払い続けるのがもったいない」と答えた対象者に、月々のローン返済希望額を尋ねたところ、家賃15万円以上の賃貸住宅に住む人の平均は14万5000円で、家賃10〜15万円未満の賃貸住宅で生活する人の平均は12万9000円となった。次に、家賃5〜10万未満の賃貸住宅で暮らす人の平均は9万5000円で、家賃5万円未満の賃貸住宅に居住する人の平均は7万円だった。
現在の家賃が15万円未満の人が望む返済希望額は月々の家賃より高く、15万円以上の人は返済希望額を抑える傾向が明らかになった。このことから、「家賃を払い続けるのがもったいない」と回答した人の多くは、資産となる注文住宅であれば現在の家賃よりも高い月々の返済金額を許容することが分かった。
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