コロナ禍における注文住宅の購買行動を調査、Webでの情報収集時間が増えた人が41.9%不動産市況(1/2 ページ)

全研本社は、コロナ禍で注文住宅の購入を検討している105人を対象に、コロナ禍における注文住宅の購買行動の変化をインターネット上で調査した。結果、コロナ禍によるワークスタイルの変化で、注文住宅の購入を検討する人はインターネットを用いて情報収集する時間が増えた一方、ポータルサイトなどで表示されり候補企業が多すぎて絞り込めていないことが判明した。

» 2021年04月27日 09時00分 公開
[BUILT]

 全研本社は、コロナ禍で注文住宅の購入を検討している105人を対象に、コロナ禍における注文住宅の購買行動の変化をインターネット上で2021年1月25〜27日に調査し、同年2月3日に調査結果を発表した。

情報収集で工務店・ハウスメーカーのSNSをチェックする人は全体の19.5%

 調査結果によれば、「コロナ禍の現在、注文住宅についてWebでの情報収集にじっくり時間をかけることが多くなったと思うか」と対象者に聞いたところ、「そう思う」と答えた人は全体の41.9%で最多だった。次に、「かなりそう思う」は36.2%、「そう思わない」は13.3%、「全くそう思わない」は8.6%となった。

「コロナ禍の現在、注文住宅についてWebでの情報収集にじっくり時間をかけることが多くなったと思うか」への回答 出典:全研本社

 「かなりそう思う」もしくは「そう思う」と答えた対象者に、「時間をかけることができる理由は何か」と複数回答可能の条件で質問したところ、「おうち時間が増えたため」と返答した人は全体の63.4%で半数を超えた。次いで、「自由に使える時間が増えたため」は57.3%、「緊急事態宣言で外出自粛をしているため」は50%、「テレワークで通勤時間などが先減できているため」は43.9%、「インターネットを使う時間が増えたため」は40.2%、「テレワーク中に調べることができるため」は25.6%、「その他」は2.4%だった。

「時間をかけることができる理由は何か」への回答 出典:全研本社

 「かなりそう思う」あるいは「そう思う」と答えた対象者に、「インターネット上のどのような情報を参考にするか」と複数回答可能の条件で聞いたところ、「ポータルサイトやメディアの工務店・ハウスメーカーの会社、商材情報」と返答した人は76.8%で過半数を占めた。次に、「工務店・ハウスメーカーのホームページ」は62.2%、「ポータルサイトやメディアの工務店・ハウスメーカーの口コミ」は51.2%、「工務店・ハウスメーカーのSNS」は19.5%、「その他」は1.2%だった。

「インターネット上のどのような情報を参考にするか」への回答 出典:全研本社
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