ランディックスは、注文住宅向けWebサービス「sumuzu Matching」に、建築主と工務店が直接コミュニケーションを図れるチャット機能などを追加し、戸建て住宅の建築にまつわる土地の購入から、設計提案、打ち合わせ、工事請負契約までを完全IT化させた。
不動産テックプラットフォームの開発・運営などを展開するランディックスは2019年10月21日、無料で土地の選定や物件の購入、注文住宅のコンペなどを行えるWebサービス「sumuzu Matching」に新システムが加わったことを発表した。
sumuzu Matchingは、土地の購入や建築設計事務所、工務店などとのマッチングをWeb上で行えるサービス。一般的な建売住宅の費用と同程度の価格帯で、優れたデザインの高品質な注文住宅を誰でも建てられることを後押しする。
sumuzu Matchingの利用者は、公開された最新の土地情報を基に、掲載基準を満たした優良な建築家の中から、何人か選定。設計プランの提案を複数受けられるため、自分好みの注文住宅を選べる。名前などの個人情報を非表示にして、建築業者とやりとりが進められるため、安心して使用できるのも特徴。
これまではユーザーが設計事務所や工務店に対して、要望を伝える場合、ランディックスの仲介を要すという手間があった。新システムでは、オーナーと業者が直接コミュニケーションをとれるチャット機能を設け、スムーズな意思疎通が実現した。
さらに、土地を買う際に、現在の申込状況などをsumuzu Matching内のマイページで確かめられるようになった。今までは人手無しでは難しかった設計コンペも、sumuzu Matching上で完結する仕様に刷新。このアップデートで、スピーディかつ詳細な注文住宅の検討が行えるようになった。
一方、建築業者にとっては、ターゲットとなる施主に効率的にアプローチできるため、広告費の削減にもつながる。この他、これらのサービスは費用が一切かからないという。
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