三井不動産は、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の名称を「東京ミッドタウン八重洲」に決定。「東京ミッドタウン」「東京ミッドタウン日比谷」に続く3施設目として、2022年8月末に完工予定だ。
三井不動産は、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の名称を「東京ミッドタウン八重洲」に決定した。「東京ミッドタウン」「東京ミッドタウン日比谷」に続く3施設目として、2022年8月末に完工予定だ。
東京ミッドタウン八重洲は、東京駅前3地区で進行する再開発事業の1つで、敷地面積は1.3ヘクタール超、延床面積は28万平方メートル超におよぶ。地下1階でJR「東京」駅と接続し、隣接する「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」完工後には、東京メトロ銀座線「京橋」駅まで直接アクセスが可能となる。
フロアは地上45階および地下4階の「A-1街区」と、地上7階および地下2階の「A-2街区」で構成される。A-1街区の最上階には日本初進出となる「ブルガリホテル東京」が開業する。同じくA-1街区内の7〜38階にはオフィス、4〜5階にはビジネス交流施設・会議室を整備する。A-1街区地下1階〜3階およびA-2街区1階は商業ゾーンになり、隣接する八重洲地下街(ヤエチカ)と地下1階で接続する。
A-1街区地下2階に整備するバスターミナルは、東京駅前3地区の再開発事業が連携し、東京駅周辺の歩道上に分散している高速バス停留所を集約する。さらに建物内に周辺エリアに対し電気と熱を供給するエネルギープラントなども設置する。
オフィスフロアでは、顔認証によるオフィス入退館システムや専有部入口の自動ドア化などにより、オフィスワーカーは一切接触行為を行うことなく入室が可能となる。また、多くの人が接触する部分への抗ウイルス剤の塗布、除菌・抗ウイルス対応した箇所の見える化などにより、安心して勤務できる環境の構築を目指す。
ビルメンテナンス業務の省人化に向けたさまざまなロボットに加え、ロボットが自立走行でエレベーターに乗降できる機能や館内でのロボット充電ステーションの設置もする。
フロアに入居するテナントや企業は、ニーズに応じて「グリーン電力提供サービス」を利用できる。同サービスを利用する企業の使用電力は、国際基準(RE100)に適合した電気として認定されるという。
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