「“SASE”や“ゼロトラスト”という概念を理解しているか」と対象者に聞いたところ、SASEについては、「はい」と答えた人は全体の62.3%で、「いいえ」と回答した人は全体の37.8%となった。SASEとはネットワークセキュリティ機能とネットワーク機能を1 つのクラウドサービスに統合させる考え方を指す。ゼロトラストとは性悪説に基づき厳格なセキュリティを実施する考え方。
「今後、“SASE”や“ゼロトラスト”という概念が浸透していくと考えているか」と質問したところ、SASEとゼロトラストともに、対象者の約9割が浸透していくと想定していることが判明した。
「ニューノーマル時代において、企業のセキュリティ対策を改めて見直す必要があると思うか」と対象者に尋ねると、「ややそう思う」と答えた人は全体の49.5%で最も多かった。次に、「そう思う」は39%、「全くそう思わない」は8.5%となった。また、過去3年間で、セキュリティ被害に遭った企業は60.1%存在することも発覚した。
実際に起こった「テレワークのセキュリティに関する社内・社外トラブル」を対象者から募集すると、「社外環境からの不正アクセス(男性・30代・金融業/保険業」「テレワークの中で仕事に不要なソフトをインストールしている(男性・60代・製造業)」「情報漏洩(男性・50代・建設業)」「持ち出し禁止の極秘資料がテレワークのため、社外に持ち出された(男性・60代・教育/学習支援業」といった意見が寄せられた。
「セキュリティ全般において、企業への導入時の課題はなんだと思うか」と対象者に質問したところ、「予算の確保」と答えた人は全体の52%で過半数だった。次に、「導入効果の測定が困難」は41%、「リソースがない」は39.8%、「運用が難しい」は20.3%、「その他」は1%となった。
上記の調査結果から、低予算、低リソースで採用、運用が可能であるケースが多いクラウド型製品がセキュリティ導入における有用な選択肢になり得ることが明らかになった。
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