大和ハウス工業が沖縄で延べ12.3m2のマルチテナント型物流施設を開発:プロジェクト
大和ハウス工業は、沖縄県豊見城市で、物流施設「DPL沖縄豊見城」と「DPL沖縄豊見城II」から成るマルチテナント型物流施設の開発に着手した。両施設の延べ床面積を合わせた総延べ床面積は、沖縄コンベンションセンター約6個分に当たる約12.3万平方メートル。
大和ハウス工業は、沖縄県豊見城市で、物流施設「DPL沖縄豊見城」と「DPL沖縄豊見城II」を開発することを2021年1月12日に発表した。
DPL沖縄豊見城は、S造2階建てで、延べ床面積は3万9970.6平方メートル。所在地は沖縄県豊見城市字与根西原50番110で、敷地面積は2万9762.76平方メートル。駐車台数は乗用車が197台で、トラックが119台。アクセスは、車で那覇空港から10分、浦添埠頭頭から20分。施工は大林組が担当し、設計監理は浅井謙建築研究所・MPデベロップメント設計共同企業体が担う。着工は2021年2月1日で、竣工は2022年3月14日を予定している。総事業費は約72億円。
「DPL沖縄豊見城」と「DPL沖縄豊見城II」 出典:大和ハウス工業
DPL沖縄豊見城IIは、RC造およびS造3階建てで、延べ床面積は8万3201.64平方メートル。所在地は沖縄県豊見城市字与根西原50番114で、敷地面積は5万3273.43平方メートル。駐車台数は乗用車293台、トラック155台。アクセスは、那覇空港から車で10分、浦添埠頭から車で20分。施工は未定で、設計監理は浅井謙建築研究所・MPデベロップメント設計共同企業体が担う。着工は2021年4月1日で、竣工は2022年8月31日を予定している。総事業費は約147億円。
両施設は、大和ハウス工業が、巣ごもり消費によるEC(Electronic Commerce、電子商取引)関連の物流量増加に伴う物流施設の需要拡大を踏まえて、開発することとしたマルチテナント型物流施設。貸床面積7000平方メートルから入居可能で、DPL沖縄豊見城には4社入居でき、DPL沖縄豊見城IIが9社の入居に応じている。マルチテナント型物流施設とは立地が良く、複数のテナントが入居可能で短期的な物流ニーズにも応じられる建物。
また、冷凍、冷蔵、定温(15〜20度)、常温の4温度帯に対応する物流施設で、低温加工食品のコールドチェーンで求められる品質・衛生管理も可能だ。
DPL沖縄豊見城IIには、テナント企業の従業員が仕事と子育てを両立するように、保育所を施設内に完備している。
「DPL沖縄豊見城」と「DPL沖縄豊見城II」のアクセス 出典:大和ハウス工業
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