明電舎は、各事業分野の円滑な技術伝承と若手の早期戦力化を目的に、ICT・AR/VRを活用した体感型教育を実践する技術研修センター「Manabi-ya」を沼津事業所に開設した。地域貢献にも活用していく。
明電舎は、現場の実経験が求められる各事業分野の円滑な技術伝承と若手の早期戦力化を目的に、ICT・AR/VRを活用した体感型教育を実践する技術研修センター「Manabi-ya(学び舎)」を沼津事業所に開設し、2020年10月5日に竣工式を行った。
Manabi-ya は、省エネ要素を取り入れた建材・設備を採用し、環境配慮型の建物を建築することで、「BELS」(Building-House Energy-efficiency Labeling System)の五つ星を取得した。
施設1階には、「変電・電力変換・可変速・水処理」の4分野の実機を配置し、それらを活用した体感型の教育により理解度・習熟度を高め、明電グループ全体の技術力向上を目指す。また、2階の「Manabi-ya Digital Zone」においては、ICTを用いた体験教育や、機器の3Dモデルで学習を行うAR教育、3軸シミュレータでのVR 安全体感教育を用意している。座学エリアには、分類ごとの専門講師が常駐し、明電グループ内で展開している「若手塾」の強化や、製品知識力の高い人財の育成をしていく。
竣工式には褚重秀一沼津市長も出席し、施設を見学した。今後は社内教育のみならず、沼津市近隣の学校などを対象とした校外学習やインターンシップにも施設を開放するなど、地域貢献活動にも有効活用していくとのこと。
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