丸仁ホールディングス、東急住宅リース、リアルゲイトの3社が東京都目黒区で開発を進めていた複合施設「CONTRAL NAKAMEGURO」が2021年1月に竣工した。CONTRAL NAKAMEGUROは、賃貸住宅やオフィス、店舗区画で構成された施設で、入居者専用のワークプレースとラウンジも設けているため、住民はテレワークでも作業に集中しやすく、業務の生産性を高められる。
丸仁ホールディングス、東急住宅リース、リアルゲイトの3社は、東京都目黒区で開発を進めていた複合施設「CONTRAL NAKAMEGURO」を2021年2月1日に開業した。
オープン翌日の2月2日にリアルゲイトは、CONTRAL NAKAMEGUROの内覧会を開催し、リラックススペース「COZY LOUNGE」と入居者用のワークプレース「WORK LOUNGE」で構成される施設「COMMON DEN」、店舗区画、オフィスエリア、住居スペースの一部を披露した。
CONTRAL NAKAMEGUROの1階には、COZY LOUNGEとWORK LOUNGEから成るCOMMON DENと店舗区画を配置している。COZY LOUNGEは、入居者が読書や勉強、仕事、打ち合わせなどに利用できるエリアで、入居者同士がコミュニケーションを交わす場にもなっている。
オフィスとショップの運営を担当しているリアルゲイトの企画営業部 チーフ 鈴木濯氏は、「WORK LOUNGEは、入居者が有料で使えるスペースで、オープンエリア席や個室ブース、会議室の3つで構成され、集中が必要な業務とプライベートなミーティングでの使用に適している。ビジネスを始める際の登記場所としても利用可能だ」と説明した。
COMMON DENについては、「CONTRAL NAKAMEGUROの住民とオフィスとして使用するユーザーが、息抜きやクリエイティブな仕事の場となっている」と話す。なお、COMMON DENの家具には、デンマークのインテリアメーカーBoConcept製の製品を採用している。
店舗区画は、総区画数が6区画で、区間の連結にも応じている。各区間の面積は55.59〜99.07平方メートル。内装は、床や壁、天井ともに、躯体を現しで仕上げている。設備としてエアコンと共用トイレを完備。電気は、電灯が15〜30キロボルトアンペアで、動力は15〜30キロワットに対応している。
鈴木氏は、店舗区画について「6区画のうち3区画は、木製デザイン雑貨メーカーHacoaの店舗が出店することが決まっている」と語った。
1〜5階は、賃貸住宅で総住戸数は70戸。各住戸の面積は27.43〜86.06平方メートルで、間取りは1K〜2LDK。このうち、仕事場としても使える1Kタイプの部屋は20戸用意されている。
2階にはオフィスエリアも開設し、部屋数は6室で、各オフィスの面積は47.72〜62.69平方メートル。内装は、床が無垢材のフローリングで、壁は塗装を施し、天井は躯体の現しで仕上げている。設備は、エアコンやライティングレール、専有部入り口カードキーセキュリティを備えている。さらにインターネットも導入済みで、企業は入居後すぐに事業を始められる。
CONTRAL NAKAMEGUROの構造・規模は、RC造地上5階建てで、延べ床面積は5144.18平方メートル。所在地は、JR東急東横線「中目黒」駅から徒歩7分の地名地番で東京都目黒区青葉台1丁目237-2、238-2、239-1、240-1、240-2。設計監理はラカンデザイン研究所が担当し、施工は東急建設が担った。賃貸住宅の運営は東急住宅リースが担い、オフィスとショップ区画の運営はリアルゲイトが担当している。
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