「Akerun入退室管理システム」が会員管理システムと連携、予約などの事務手続きを自動化第5回 住宅・ビル・施設 Week

フォトシンスはまちいろと共同で、「Akerun入退室管理システム」と月額制の会員管理システム「hacomono 予約システム」のAPI連携を開始した。両社は、今回の連携で、コロナ禍における予約と決済のオンライン化やキーレスによる無人店舗の運営を支援する。

» 2020年11月24日 17時15分 公開
[BUILT]

 フォトシンスは同社のHPで、まちいろとともに、「Akerun入退室管理システム」と月額制の会員管理システム「hacomono」とのAPI連携を2020年8月27日に提供開始したことを明かした。

会員の入退室時間や滞在時間などの分析が容易に

 今回のAPI連携では、オンラインで入会や予約、決済が行えるhacomonoと、スマートフォンや交通系ICカードでドアを解錠できるAkerun入退室管理システムをシステム連携し、事務手続きのオートメーション化と省人化を実現するとともに、キーレス型で非対面型のスポーツクラブ運営を後押しする。

「Akerun入退室管理システム」のイメージ 出典:フォトシンス

 具体的には、hacomonoでWeb入会するとリアルタイムでAkerunにユーザー情報や鍵権限の情報が同期され、会員は日常的に使用している交通系ICカードやスマートフォンで、店舗の鍵を解錠できるようになる。

会員管理システム「hacomono」のイメージ 出典:フォトシンス

 また、Akerunが持つ入退室履歴をhacomonoに自動同期し、hacomono側で会員の入退室履歴の確認と分析が進められ、各会員の利用状況を正確に把握し、サービスの向上を果たせる。施設内に誰が滞在しているかを遠隔からでもリアルタイムに確かめられるため、新型コロナウイルス対策として混雑状況の把握も行える。

 hacomono側で月謝支払いに失敗している場合は、hacomonoが会員に対して自動催促し、会員がマイページからクレジットカード情報を入力することで月謝を徴収する。会員が一定の時間が経過しても支払いをしないと、hacomonoでオンライン予約を停止させ、Akerunの鍵権限を削除することで入室を抑えられる。

 Akerun入退室管理システムは、ICカードで解錠できる法人向け後付型スマートロック「Akerun Pro」または「Akerunコントローラー」を用いたクラウド型で、2020年8月27日時点で、導入社数は4500社を突破している。

 システムは、Akerun ProもしくはAkerunコントローラーを既設のドアに後付けすることで、スマートフォンアプリや、NFC対応ICカードを使って施解錠が行える。さらに、スマートフォンアプリやWeb管理画面「Akerun Manager」から鍵権限の付与と剥奪(はくだつ)が進められ、クラウド上での権限と履歴の管理を可能にしている。

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