東京都は、NTT、NTT東日本と連携し、東京都が提供中の公衆無線LANサービス「TOKYO FREE Wi-Fi」の機能を増強する。
都内で停電が発生しても、スマホやタブレットなどで情報を容易に取得可能な環境が整備される。東京都やNTT、NTT東日本は、2020年7月から、東京都が提供中の公衆無線LANサービス「TOKYO FREE Wi-Fi」のうち、公衆電話ボックスに設置しているWi-Fiアクセスポイント機器に、停電時に役立つバックアップ電源機能を実装する。
2020年度内に、都内約450カ所のWi-Fiアクセスポイント機器に、バックアップ電源機能が取り付けられる見通しだ。
バックアップ時間は、気象条件(気温)などにより変動するケースもあるが、約6時間を見込んでいる。
東京都は、都内における情報発信力のアップや訪日外国人の利便性向上、災害時に安否確認情報を得られる手段として、2015年からWi-Fiアクセスポイントの整備を推進しており、設置場所として多数の公衆電話ボックスを活用している。
また、NTTグループは、2019年から公衆電話ボックスに設置されているWi-Fiアクセスポイントに、災害などで長時間停電時に通信手段を確保する目的で、バックアップ電源機能について、実証実験を実施していた。
NTTグループは今後も自治体などと連携し、全国に網羅的に配置されている公衆電話ボックスの利点を生かして、停電時も使えるWi-Fiアクセスポイントを広げ、災害時の通信環境確保に努めていく。
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